編曲モノの世界を広げるリスト

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2011/07/08

私が初めてのステップで弾いた曲は、佐々木邦雄先生が特別に編曲して下さった『かえるのうた』でした。ヴァイオリンと共演するための上品できれいな曲で、もはやあの「ゲゲゲゲゲゲゲゲ、グァ・グァ・グァ」のイメージとは別モノでした。

生徒にできるだけ「オリジナル曲」を弾かせたいと考えるピアノ指導者の意思を尊重して、ピティナのコンペでは長らく、オリジナル作品のみを課題曲にしてきました。しかし最近では、2年前にF級でシューマン作リスト編『献呈』を採用するなど、良質な編曲作品を課題曲にし始めています。

9月24日(土)、野本由紀夫先生によるリストの徹底研究セミナーを実施します。リストは膨大な数の編曲を残しており、リストを深く知ることで、ピアノ編曲の魅力を知ることにも繋がります。

ピアノ指導者が編曲作品に対する「目利き力」を高めることができれば、生徒に与える曲のレパートリーも広がるのではないかと思います。

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