ピティナ・CrossGiving

支援者インタビューVol.1 大谷 圭子先生(北海道)

Vol.1 大谷 圭子先生(北海道)

青森明の星短期大学音楽学科ピアノ専攻卒業。北海道北見市で大谷ピアノ教室を主宰。入会24年目で、多くの生徒がコンペティションやステップに参加している。

インタビュー画面
ご支援のきっかけ

今回、「コロナ禍の緊急支援」の呼びかけに、とても早い段階でご寄付をくださり、本当にありがとうございました。まず、ご支援のきっかけをうかがいたいです。

私の住んでいる地域では、早い段階で新型コロナウィルスのクラスターが発生し、その影響で教室も早めに閉める決断をせざるをえませんでした。オンラインレッスンの準備をしたり、生徒さんと連絡をとったりはしていましたが、いざ教室を再スタートさせよう、というタイミングで、何から始めればいいのか悩んでしまったんです。

3月・4月は、誰もが暗中模索で苦しい時期でしたよね。どのように気持ちを切りかえられたのですか?

コンペも中止になり、このまま何もできなくなってしまうのでは…と不安を感じていた時に、ピティナから課題曲チャレンジの開催が発表されたんです。生徒さんや保護者の方々が、すぐに「やりたい!」と手を挙げてくださいました。本当に救われた想いでした。

課題曲チャレンジ4期達成した生徒さん

そう言っていただけて嬉しいです。

短い期間で考案されたトライアルな企画だったと思いますが、その状態でもまず会員に対して動いてくれたことが本当に嬉しかったし、行動・挑戦を続ける姿勢の大切さを改めて学びました。その後に寄付募集の情報を見たので、お礼の気持ちで寄付しました。

コロナ禍のサービスの活用

課題曲チャレンジはもちろん、以前から様々なステージをご活用くださっていますよね。ピティナのステージのどんなところに魅力を感じていらっしゃいますか?

入賞だけじゃなく、生徒さんがそれぞれの目標を見つけられるのがいいですね。去年より早く譜読みを進めよう、とか、同じ級の再チャレンジでも前回より上手に弾けるようになろう、とか。10あったら10教えてしまうと生徒さんの伸びしろがなくなってしまうので、ステージ経験を通じて、生徒自身が自分で目標設計できるように様々な仕掛けがあるところがありがたいです。

生徒さんの成長に上手に活用してくださっているんですね。ご自身の学びには、eラーニングも活用されていますね。

はい。1日中見てしまう日もあって、オンラインでできることがこんなにあるんだと学びました。YouTubeチャンネルもよく見るようになって、特に特級ファイナルの動画は、何度も繰り返し見ています。実は、ついさっきも見ていました(笑)。

「ショパンの日」に挑戦した生徒さん

たくさんご覧いただいて、ありがとうございます。オンラインコンテンツの発展は今年ならではのことですが、何か気づきはありましたか?

画面を通じてでも、演奏のこだわりや表現を伝えることはできるんだな、ということですね。特級ファイナルは、ラフマニノフの協奏曲3番を3名の方が弾きましたが、繰り返し聞き比べると、こんなに違うんだな、と。それぞれの演奏の伝えたいことを何回見ても発見できて、面白いです。

オンラインの挑戦では、ピアノ曲事典の掲載動画を公募・審査する「ショパンの日」も開催されましたが、生徒さんも参加されていましたね。

そうなんです。赤松林太郎先生と宮谷理香先生がくださったコメントが本当に素晴らしくて、生徒さんが表現したかったことを画面越しでも的確に読み取ってくださいました。動画でも伝えることができるんだと、生徒さん共々本当に勇気をもらいました。

メッセージ

私が入会した直接の理由は、コンペ・ステップに参加する生徒に割引を受けさせてあげたい、という点だったのですが、入会後はウェブサイト・会報誌から、勉強のきっかけを多くもらっています。指導者の私たちに、企画やイベントという形でたくさんのパスを投げかけてもらったことが、行動の後押しになっています。「目標をもって進んでほしい」というエールを受けて歩みを止めず進めたと思っているので、これからも「生徒(人)を育てる」という形で、このエールに応えていきたいです。今後とも、よろしくお願いいたします。

教室を卒業した生徒さんも、たまに遊びに来てくれます

こちらこそ、これからも様々な形で、一緒に生徒さんを育てるお手伝いができれば嬉しいです。ありがとうございました!

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