十代の演奏家シリーズ

vol.11 根津理恵子ピアノ・リサイタル

王子ホールはほぼ満席の盛況、美しい音色と暖かみあふれる演奏で聴衆を楽しませてくれた泉さん、終演後当協会福田成康理事、杉本安子演奏研究委員長、その他演奏研究委員の先生方とともに。
トークタイムでは十代の女の子としての泉さんの生の声も。

日程 2000年5月13日(土)14:00開演(13:30開場)
会場 王子ホール(東京・地下鉄銀座駅下車徒歩2分)
協力 王子ホール
プログラム ショパン:ノクターンより
ショパン:スケルツォ No.3 op.39
ショパン:マズルカより
ショパン:アンダンテ・スピアナートと華麗な大ポロネーズ op.39
ドビュッシー:映像より
プロコフィエフ:ソナタ No.6 op.82
根津 理恵子(Rieko Nezu)  プロフィール
1980年千葉県生まれ
1983年(3才) 両親の手ほどきにより、音楽教育(ヴァイオリン、ピアノ、ソルフェージュ)を始める
1984年(4才) 金子勝子先生に師事
1985年(5才) 第10回ピティナ・ピアノコンペティションA1級全国決勝大会金賞、併せて讀賣新聞社賞、国際会議賞、日本テレビ杯受賞
1989年(8才) 第22回カワイ音楽コンクール全国大会第1位金賞受賞
1990年(9才) 播本三恵子先生に師事、モーツァルト・ピアノ協奏曲を市川交響楽団と協演
1991年(10才) 第45回全日本学生音楽コンクール東京大会小学校の部第2位
1994年(13才) 第27回カワイ音楽コンクール全国大会第1位大賞受賞、第48回全日本学生音楽コンクール東京大会中学校の部第2位
1995年(14才) 第19回ピティナ・ピアノコンペティション特級全国決勝大会銀賞、併せて洗足学園前田賞、讀賣新聞社賞、審査員特別賞受賞
ピティナ主催のジョイントリサイタル(上野・奏楽堂にて)に出演
1996年(15才) 東京藝術大学附属音楽高等学校に入学
第6回Kil(スウェーデン)国際ピアノコンクール第1位受賞
スウェーデン カールシュタットにて受賞記念ガラコンサートに出演
1997年(16才) 第11回若い芽のコンサートに出演、ニューフィルハーモニーオーケストラ千葉とリスト・ピアノ協奏曲を協演、NHK?FM、千葉テレビに出演
第18回霧島国際音楽祭・講習会マスタークラスピアノ専攻(ダン・タイ・ソンクラス)修了。優秀演奏賞受賞
1998年(17才) 東京藝術大学附属音楽高等学校オーケストラとモーツァルト・ピアノ協奏曲を定期演奏会で協演
第1回別府アルゲリッチ音楽祭においてアルゲリッチ指導のマスター・クラスを受講
1999年(18才) 東京藝術大学入学
第20回霧島国際音楽祭・講習会マスタークラス(ダン・タイ・ソンクラス)修了、特別奨励賞、優秀演奏賞
ワルシャワショパンアカデミー学院にてスメンジャンカ指導の夏期ピアノセミナー受講
ダン・タイ・ソンの推薦により、ベルリンにてアシュケナージ主催ショパン演奏解釈のマスタークラス(アシュケナージ、ラフォレ、ダン・タイ・ソン、ペライア)受講
現在  東京藝術大学在学中、これまでに金子勝子、山崎牧子、杉谷昭子の各氏に師事、9才より現在まで播本三恵子氏に師事、ダン・タイ・ソン、マルタ・アルゲリッチ、レギナ・スメンジャンカのレッスンを受ける

当日のレポート

 雨模様の5月13日(土)東京・銀座のカザルスホールにて、「根津理恵子ピアノリサイタル」(十代の演奏家シリーズvol.11)を開催いたしました。雨にもかかわらず開場前からホール外に人垣が・・・。

 演奏曲目は、前半がオールショパンプロで、ノクターン作品9-3、スケルツォ3番、マズルカ作品24、アンダンテ・スピアナート華麗なる大ポロネーズ、後半はドビュッシーの映像から「水の反映」「葉陰をもれる鐘の音」「金色の魚」そしてプロコフィエフの6番ソナタでした。

 アンコールはさらりと坂本龍一の「エナジー・フロー」そしてショパンのワルツ作品42。

 終演後お寄せいただいたアンケートでは特に根津さんと同じ世代の若い聴衆から「すばらしかった」「自分もしっかり勉強しようと決意した」など共感を覚えるコメントが多く寄せられました。

 また印象に残った曲としては、前半のショパンはもちろんの事、後半のドビュッシー、あるいはショパンほどは一般的でないプロコフィエフのソナタにも多くの支持が寄せられました。

 前半の演奏後には、ピティナ十代の演奏家シリーズで恒例となったトークタイムが設けられました。演奏研究委員の國谷尊之先生から一位を獲得した Kil国際コンクールでの思い出を訊かれると、「小鳥のさえずる街が印象的でした」と、大舞台に臨みながらも新鮮な環境をエンジョイしている様子が、そして「会場の皆さんにひとこと」を受けて「私の音を聴いて下さい」とはっきり力強いコメントも発してくれました。

 共に音楽を勉強している生徒さん、そして生徒さんと一緒にがんぱっている数多くの先生方に、夢を与えてくれた演奏会でした。

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