「準本選」で参加者全員が本番で四期を弾く

文字サイズ: |
2022/03/03 執筆:専務理事 福田成康

2003年のことですが、浜松国際ピアノコンクール参加前の関本昌平さんから「せっかく練習した曲が(予選で落ちて)ぜんぶ弾けないとしたら辛い」という言葉を聞いたことが心に残っています(※)

本番の何十倍かそれ以上の長大な時間を練習に費やしますから、この言葉はコンクール参加者の切なる声だと思います。

ピティナ・ピアノコンペティションでは、昨年から「準本選」を開始しました。予選の結果に関わらず、参加者は全員、練習したすべての課題曲を本番で弾けます。

「準本選」とは、オリンピックなどで行われる3位決定戦のようなものかもしれません。そこでの入賞者は、いわば「銅メダル」です。参加者のモチベーション向上が期待できます。

ピアノ学習者の皆様は、心置きなく四期のピアノ曲を練習して、ピティナにチャレンジして頂きたいです。

※関本さんはこの時ファイナルまで進み、すべての曲を披露しました。

【GoogleAdsense】
ホーム > 今週のコラム > ニュース > > 「準本選」で参加者全...