楽曲ごとにお気に入りの演奏を持つ

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2011/11/04

ポピュラー音楽では基本的に楽曲と歌手が一対であり、他の歌手が歌う場合は「カバー」と言います。どれが「オリジナル」の演奏であるのかがはっきりしているのです。

一方、クラシック音楽はすべての演奏が「カバー」であるといえます。たとえ作曲家自身による演奏であっても、「オリジナル」とはみなされない傾向があります。つまり、聴き手にとってお気に入りの演奏があればそれが主となり、それ以外のものが従になります。これは聴く人の経験や嗜好によって決定されます。

今日のトップニュースは2月の王子ホール賞受賞披露演奏会と3月の入賞者記念コンサートのご案内です。曲目一覧をざっとご覧になって、その1曲1曲について自分にとって心に残る演奏者が誰なのか、自問自答してみてはいかがでしょうか。

特に心に残る演奏を思い浮かべることができれば、ピティナの入賞者がその曲をどんな風に演奏するのか、いっそう興味深く思えるかもしれません。今日は「聴き方」について、一つ提案をさせて頂きました。

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