審査員の立場で聴いてみる

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2011/06/17

110617top.jpg海外に出た日本人から「日本の料理は美味しい」、「日本の歴史を理解していないことが分かった」といった声を聞くことが多いです。外に出て初めて、自分が見えてくることがあるのです。

今年の特級セミファイナルでは、学生が審査する企画を考えました。ピアノ学習者が審査員を体験することによって、違った面からピアノ演奏が見えてくるはずと思ったからです。

審査は、コンサートとは聴き方が違います。好みに応じて点数をつけるものではありません。自分にとってあまり馴染みのない曲を聴くこともあります。好みや既存の知識によるバイアスを避け、客観的に聴くには技術が必要です。 今回はその点を金子一朗先生に事前レクチャーして頂きます。

もちろん、この企画はコンクール本体の採点には影響しません。しかし演奏者には学生の審査結果に応じて賞金がでますので、学生たちの審査も真剣味を帯びることと思います。

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