A2級改革に込める願い

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2010/02/05

新しくなったA2級
今年からA2級の全国決勝大会がコンサート形式になります。

昨年までは、この級で「全国」に出た方には全員優秀賞が授与されましたので、コンサート形式といっても、あまり違いなく見えるかもしれません。しかしこの改革に込める願いは大きいです。

指導者が生徒をコンクールに参加させる目的の一つは、生徒さんが目標を持って練習するのを期待してだと思います。幼い頃から努力する習慣を身に着けることは、その後の糧となるに違いありません。実際、A2級の経験者は、A1級以降でより活躍する傾向があります。しかし、将来ある子供が目先の結果にとらわれ過ぎる弊害もあります。そこで、競争の要素を少し抑えたのです。

また、本選と「コンサート」では自由曲が弾けるようになります。選曲と参加の過程で、より多くの曲と触れ合うことができます。

ピアノ指導者の皆様は、3月1日の課題曲発表間近の今、多くの楽譜にあたって「新しくなったA2級」の活用に思いを巡らせてみてはいかがでしょうか。

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