現代ピアノを再認識する場

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2008/07/18

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全国各地の文化会館や大きなホテル、学校には、ピアノが置いてあるのが普通です。ピアノが芸術や教育のツールとしてここまで広がったのは、この楽器が「標準化」されたからでしょう。

作品が生まれた当時の楽器で演奏することで、作曲家の作曲過程がよく理解できることがありますし、曲の魅力も存分に伝わります。そのメリットを捨てても、現代ピアノによって、古い作品の演奏会が開かれてきたのです。

それは、ピアノがそもそも持ち運びにくい楽器であり、何種類も準備するのが難しかったことも理由ですが、人類の歴史上初の重工業製品として広まったことも大きな理由でしょう。そして、楽器の規格・標準化は、効率良く、高度な音楽家教育の実現にも繋がりました。

ピティナ・ピアノフェスティバルvol.62「武久源造の鍵盤づくしでは、第一生命ホールのステージ上に歴代の鍵盤楽器8種類を置いて武久源造先生が説明します。楽器の歴史を振り返りつつ音楽を知ることは、現代ピアノに標準化された今だからこそ価値があり、ロマンを感じることと思います。

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