京都継続記念コンサートレポート

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2008/01/25

kyoto3_1.jpg雪がちらつき、この年一番の冷え込みとなった1月13日、京都コンサートホールにて京都支部主催「ピティナ継続記念コンサート」が開催された。

今までピティナのステージに5回以上出演された方の、継続を表彰するコンサートであり、京都支部の20周年記念でもある。素晴らしい音響設備を備え、数々の著名アーティストも演奏するホールで、約40名の心のこもった演奏が繰り広げられた。
♪コンサート情報---------------
ピティナ継続表彰記念コンサートinKyoto 《京都支部20周年記念》
日時:2007年01月13日(日)12:30~
会場:京都コンサートホール小ホール
ゲスト:塩見亮(ピアノ)、田村安紗美(ヴァイオリン)
主催:PTNA京都支部
協力:京都ステーション醍醐サウンドワークステーション/京都おいでやすステーション

kyoto1_2.jpg朝早くからのリハーサルでも、先生・ご両親は熱心に演奏へのアドバイスを続けた。開演1時間前には出演者、支部の先生方が一同に揃う中、「いい演奏会になるよう頑張りましょう」と支部代表の辻美千子先生が声をかけられた。

12時30分、いよいよ開演です。舞台袖ではやはりみな緊張した面持ち。「記念コンサートなんだから、力を抜いて楽しく!」と先生方が声をかけている。

kyoto2_1.jpgコンサートが始まると、演奏を楽しんでいるようなのびのびとしたピアノを聴くことができた。出演者は小学生から大人の方まで、様々。それぞれに個性的で、曲に思いを込めた演奏は、聴いている人にもしっかり届いたよう。聴衆の方からは、「みんな、上手!」「色々な演奏があって楽しい」という声をいただいた。

出演者の方も、大きなホールの素晴らしいピアノで弾くのは大切な経験になったようだ。「自分の良い所、悪い所がよくわかった」、「コンペやステップのように評価を気にせず、演奏を楽しむことができた」という感想をいただいた。

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間にはさまれたミニコンサートでは、素敵な企画が披露。1部には、京都支部の先生が作/編曲された作品が登場。松田紗依先生編曲の連弾「風のとおり道」、今村葉子先生作曲の「光の泉」、最後には「スイミー」に合わせて松田先生が作曲された音楽が朗読とともに発表された。朗読は、このお話に音楽をつけたい、と発案した藤岡美結さん(小2)。本人も次回ステップに向けてピアノに取り組み中だ。

ピアノ指導者は生徒のことを一番身近に見ている存在。先生が作った作品は生徒が弾くのにぴったりな内容だ。また、ピアノ指導者も創作までどんどん活動を広げてほしいという願いのもと、この発表となった。演奏の合間には、楽譜の成り立ちも映像とともに説明された。

kyoto8.jpg第2部ミニコンサートは、京都支部会員のピアニスト塩見亮氏とゲストのヴァイオリニスト田村安紗美氏のデュオ演奏。お二人とも京都出身で、今では多方面で活躍している。初心者でも室内楽を勉強できる「しつないがくはじめの一歩」からの作品を、解説付で演奏して下さり、次にはラヴェルのVnソナタ、バルトークのルーマニア舞曲と、リサイタルのような一時。みずみずしいヴァイオリンの音色と美しいピアノ演奏は、出演者にも新鮮な刺激となった。

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午後5時、あたたかい感動とともにコンサートは無事終了。ピアノに頑張って取り組んでいる皆さんの成果が素晴らしく表れたコンサートだった。たくさんの先生方、ご両親が協力して下さったからこそ、開催できたコンサート。これからも、ここ京都でより多くの方がピアノを楽しみ、勉強し、それぞれの糧にして下さるよう、京都支部一同頑張っていきたい。


※ミニコンサートで発表された、京都支部の先生による作品の楽譜が、ミュッセで販売されています⇒ミュッセ
・松田紗依先生編曲 連弾「風のとおり道」
・今村葉子先生作曲 「光の泉」
・松田紗依先生作曲 ちいさなかしこいさかなのはなし


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