鈴木美祐さん香港演藝学院にてリサイタル

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2007/03/08

2006年度ピティナ・ピアノコンペティションG級金賞の鈴木美祐さんが香港演藝学院のガブリエル・クォック教授のお招きで、リサイタルを開催。

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<日程>2007年3月2日(金)18:30
<会場>香港演藝学院 リサイタルホール
<プログラム>
モーツァルト:ソナタ(K.282) 第1楽章のビデオを見る(WMV 4分02秒)
ショパン:ノクターン(op.62-1) & 舟歌(op.60)
Li Kar-Yee(李 嘉怡):Beginning 演奏のビデオを見る(WMV 3分57秒)
ドビュッシー:(前奏曲2集より)妖精は良い踊り子/ヒース/交代する三度/花火
フランク:前奏曲、コラールとフーガ

会場には演藝学院の学生、香港在住のピアノ指導者(日本人を含む)が来場し、鈴木さんの演奏に大きな拍手を送っていた。以下鈴木さんへのインタビュー。

─ プログラムはどうやって決めましたか?
美祐:モーツァルトは先生がやってみたら、とすすめてくれました。ショパンのノクターンは自分が気に入ってやりたかったものです。
─ 海外で初のリサイタルですね。
美祐:国内でもまったく一人のリサイタルというのは初めてです、とても良い経験になりました。
─ 準備は大変でしたか?
美祐:前後に色々予定が入ってしまって。。。。2月11日の王子賞披露演奏会を終えた後、学校の試験があって、これが終って帰ると今度は修学旅行、そして28日の入賞者記念コンサートです。実は日本を出発する日も、卒業式で在校生代表という事で演奏しました。その演奏を終えてからすぐ成田に向ったんです。
─ 大変なハードスケジュールでしたね。香港は初めてですか?
美祐:父は以前に仕事で2回ほど来ているのですが、私たち(お母様と美祐さん)ははじめてです。本当は忙しいので演奏会が終ったらすぐ帰ろうかな、とも思ったんですが、せっかく香港へ来て何も見ずに帰るのは残念なので、明日(3日)は観光する予定です。

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ビクトリア・ピークから見た香港の街並

─ 今回のプログラムに演藝学院の学生さんが作曲した新曲が入っていましたね。こちらは如何でした?
美祐:何だかすごく難しくて譜読みも大変でした、曲の背景も先ほど作曲者の方に直接お話を伺うまではよく判らなかったし。でも良い勉強になったと思います。
─ (同行の日比谷先生に)鈴木さんのレッスンはいつから?
日比谷先生:高校へいらしてからレッスンするようになったんですよ。とても人懐こくて熱心なお嬢さんですね。
─ 日頃はどのくらい練習していますか?
美祐:朝1時間と学校から帰ってから5時間くらい、ずっと弾いている訳ではないですけど。
─ 合計6時間?!学校から帰ったら、というと何時から何時まで?
お母様:この人学校が終るとすぐ帰ってきちゃうんです、あっという間に。(笑)
美祐:学校から帰ってご飯食べる時以外はだいたいピアノを弾いてお風呂入ってすぐ寝ちゃうんです。それ以外はブログ書くくらい。だから学校の勉強する時間があまり無いんです。(笑)
─ 香港から帰っても修学旅行、入賞者記念コンサートと予定はめじろ押しですね。体調に気をつけてがんばって下さい。
美祐:ありがとうございます。

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演奏後、Kwok先生、作曲者のLiさんと

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日比谷先生と熱が入る直前レッスン
直前レッスンのビデオを見る(WMV 47秒)

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こちらは日頃のレッスンの模様

*1日6時間も練習するがんばり屋の美祐さん、でもお会いした印象はとてもゆったりした穏やかなお嬢さんでした。ちょっとした待ち時間に「赤毛のアン」を読んでいる姿が印象的です。演奏にも彼女のおおらかさ、とご両親、先生にかわいがられて育っている品の良さ、がよく現われていたと思います。(文責:正木 麻里子)


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