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ピティナ

今週のコラム

2026/03/12 公開

「推し活」という言葉がここ最近ですっかり社会に浸透しました。誰かを応援する活動、他者のためにエネルギーを使うことは、巡り巡って自分の幸福感を高めることに繋がっています。ピティナの特級ファイナリストのことも遠い存在と思わず、ぜひ身近な存在としてエールを送っていただけたらと思います。

音楽家としての歩みは特級での入賞後も続きます。我々にはその成長を長く追いかける楽しさがあります。寄付やクラウドファンディング、演奏会への参加など応援の形は様々ですが、大切なのは、ご自身に合った形で応援をしていただくことです。

皆様の応援が、若い才能が国際的な舞台で活躍するための確かな支えとなります。今年の特級でも、ぜひお気に入りの演奏者を見つけ、誰かを応援する喜びを分かち合いましょう。

執筆:専務理事 福田成康

2026/03/05 公開

3月1日に今年度のコンペティションの課題曲が発表されました。さっそく選曲にとりかかっている方も多いのではないでしょうか。

コンペの課題曲は「四期」を学べることに大きな意義があります。ただ、結果次第では四期すべての曲をステージで披露する機会は限られます。そこでぜひご活用いただきたいのが「課題曲チャレンジ」です。

動画提出による参加のため、時間や場所を選ばず、審査員3名からのフィードバックを受けることができます。参加者にはステージポイントも付与され、通年実施により年間を通じた継続的な学びを支援します。

「コンペ」と「課題曲チャレンジ」を組み合わせることで、誰もが四期の課題曲を披露する機会を持てます。四期すべての作品に取り組みながら、コンペティションへの挑戦もぜひ楽しんでいただければと思います。

執筆:専務理事 福田成康

2026/02/26 公開

コンペティションに参加する目的は、練習というプロセスを豊かにすることです。 「良い演奏をして認めてもらいたい」という目標意識が、日々の取り組みを充実させます。申し込んだ瞬間から目標ができ、練習に身が入ります。

出場するからには高い順位を目指してほしいと思います。 本気で挑んだからこそ生まれる悔しさが、成長の入り口になります。 結果を悔しく思う気持ちは自分への期待の証です。予選で涙を流す経験は次へと進むエネルギーになりえます。

もちろん、「もうこりごり」と感じれば、それも一つの答えです。 コンペティションを通じて、自分自身を観察する機会にしていただけたらと思います。

そこで指導者の言葉が分岐点になることがあります。 「あの子の演奏、素敵だったね」と憧れを次の意欲につなげる一言が、生徒の気持ちをそっと変えることがあるのではないでしょうか。

執筆:専務理事 福田成康

2026/02/19 公開

提携コンクール・イベント数が60を突破し、申込者は過去最多の3万人を超えました。ピアノ教育への熱意の広がりを強く実感しております。

そんなイベントの一つとして始まるのが「ジュニア・ピアノ・ラボ」です。小・中学生が「第二指導者」と出会い、新たな視点を得るための体験レッスン会です。

幼児期から歩みを共にする第一指導者との絆は、教育の何よりの基盤です。この信頼関係を大切にしつつ、異なる視点からの助言を取り入れることが、大きな飛躍の糧となります。第二指導者の言葉は、生徒の意欲を高めるだけでなく、日頃ご指導されている先生にとっても新たな気づきの機会となります。 こうした刺激が、音楽に奥行きを与えるのです。

本企画はコンペティションの準備期に合わせて開催されます。ここでの出会いが本番の舞台での輝きに繋がることを願っております。ぜひご活用ください。

執筆:専務理事 福田成康

2026/02/12 公開

3月1日、コンペ課題曲の発表とともに、今年も「学びの春」が到来します。かつてはホール開催でしたが、現在はオンライン形式としています。移動の負担がなく、ご自宅のテーブルに楽譜を広げ、書き込みながら学べる環境は、実地にはない大きなメリットです。

eラーニング会員の皆様は、3月10日以降であれば順次、追加料金無しで課題曲関連のコンテンツが視聴できるようになります。しかし、発表当日の3月1日「プレミア公開」(eラーニング会員2,000円)には特別な価値があると考えています。発表当日にいち早く課題曲に向き合う高揚感は、指導へのモチベーションを高めてくれるはずです。

豊富なコンテンツが見放題のeラーニング。まだの方は、この機会にぜひ加入をご検討ください。3月1日の熱気の中で、充実した学びのスタートを切りませんか。

執筆:専務理事 福田成康

2026/02/05 公開

ピアノを弾く方は、多くの場合、調律師が整えたピアノの響きを土台として、そこから自身の奏法で音色を奏でていきます。この前提となる音作りを調律師に「お任せ」するだけでなく、理想の響きについて対話を重ね、イメージを共有することもできるはずです。

例えば「オクターブ」や「ユニゾン」を整える際、調律師がどのような耳で音を捉えているのか。その感覚を少し知るだけでも、自分の音の聴き方が変わってくるかもしれません。

調律師が何を聴き、どう調整しているのか。その舞台裏を知ることで、表現したい音を言葉にしやすくなり、一緒に理想の響きを探していくことができます。調律師を良きパートナーとして捉え直すことで、日々のレッスンや演奏の場がもっと充実したものになっていくのではないでしょうか。

執筆:専務理事 福田成康

2026/01/29 公開

今年、ピティナ・ピアノステップは30年の節目を迎えます

ステップは、演奏して評価を受けるだけの場ではありません。本番に向けて曲と向き合い練習を重ねる。家族や友人に声をかけ、聴いてもらえることを楽しみにしながら準備する。そうした日々を経て、いつもと違う場所で多くの人に聴いていただき、終えたステージを振り返る。

その一連の体験は、参加された皆様の心に残ります。その思い出は家族や友人と分かち合われ、アドバイザーやステーション、同じ場に居合わせたすべての人々とも緩やかに共有されていきます。30年間、ステップは誰もが参加できるステージとして、音楽を通じたこうした体験価値を社会の中に広げてきました。

ピティナでは、マイページで1997年以来の参加履歴を確認できます。この機会に記録を見返し、自分の思い出と、そこに重なる記憶に向き合ってみませんか。

執筆:専務理事 福田成康

2026/01/22 公開

「コンペに一歩踏み出してみよう」とお考えの先生にこそ、ぜひ参加していただきたいのが、各地で開催される交流会です。

通常のセミナーは講師から学ぶ一方向の形式が多いですが、交流会は講師や参加者同士による双方向の対話が醍醐味です。悩みや想いを共有することで、コンペに向き合う気持ちが前向きになります。誰かに背中を押されながら、同時に自分もまた誰かを励ましている。そんな温かな循環が生まれます。

コンクールは学習者だけでなく、指導者も共に成長できるステージです。一人で抱え込まず、同じ志を持つ仲間とモチベーションを高め合ってみませんか。この交流会が、皆様にとって新しい挑戦への心強い第一歩となることを願っています。

執筆:専務理事 福田成康

2026/01/15 公開

近年、ピティナ・ピアノコンペティションやブルグミュラーコンクールでは大人の参加者が着実に増えています。またピアノ教室紹介では昨年度、30代以降の申込者が908名に達しました。アンケートによれば「初めて」が約37%、「再開組」が約35%とほぼ同数でした。幅広い年齢や経験の方々がピアノを学んでいます。

楽器演奏は幸福感の向上や脳の健康維持につながります。たとえば「思い出の曲」を奏でることが心身の健康に効果的だという脳科学の研究があります。実際に生徒さんからは「自己肯定感が上がった」「生活に張りができた」といった声が寄せられています。

多様なライフスタイルにピアノを取り入れやすいよう、教室紹介サイトではエリア検索に加え、全国対応の「完全オンラインレッスン」の検索も可能にしました。より多くの方の方々の健康と幸福〜ウェルビーイングに貢献できましたら幸いです。

執筆:専務理事 福田成康

2026/01/08 公開

2026年、ピティナは創立60周年、コンペ第50回、ステップ30年という節目を迎えます。指導者の研鑽から始まった歩みは、半世紀を経て多くの方が集う場へと成長しました。これはひとえに、皆様のたゆまぬ積み重ねの賜物です。

ピティナ会報のタイトルは『Our Music』です。創立者は作曲家でありながら、私の作品だけでなく、私たち日本人の作品をもっと広めたいという願いを持っていました。 この「Our」の精神は、生徒の成果を先生とともに喜ぶ指導者賞や、支部を超えた協力関係にも色濃く表れています。一人ひとりが主役でありながら、成果を分かち合う。この文化こそが、組織の成長を支えてきました。

この記念すべき年、皆様とともに60年の歩みを振り返る機会を設けてまいります。また、コンペティションやステップなどでは、これまでの蓄積を活かしつつ、新しい時代の音楽教育のあり方を探ります。 さらなる未来へ向けて、ともに学び合いながら歩みましょう。

執筆:専務理事 福田成康

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