提携コンクール・イベント数が60を突破し、申込者は過去最多の3万人を超えました。ピアノ教育への熱意の広がりを強く実感しております。
そんなイベントの一つとして始まるのが「ジュニア・ピアノ・ラボ」です。小・中学生が「第二指導者」と出会い、新たな視点を得るための体験レッスン会です。
幼児期から歩みを共にする第一指導者との絆は、教育の何よりの基盤です。この信頼関係を大切にしつつ、異なる視点からの助言を取り入れることが、大きな飛躍の糧となります。第二指導者の言葉は、生徒の意欲を高めるだけでなく、日頃ご指導されている先生にとっても新たな気づきの機会となります。 こうした刺激が、音楽に奥行きを与えるのです。
本企画はコンペティションの準備期に合わせて開催されます。ここでの出会いが本番の舞台での輝きに繋がることを願っております。ぜひご活用ください。
執筆:専務理事 福田成康
3月1日、コンペ課題曲の発表とともに、今年も「学びの春」が到来します。かつてはホール開催でしたが、現在はオンライン形式としています。移動の負担がなく、ご自宅のテーブルに楽譜を広げ、書き込みながら学べる環境は、実地にはない大きなメリットです。
eラーニング会員の皆様は、3月10日以降であれば順次、追加料金無しで課題曲関連のコンテンツが視聴できるようになります。しかし、発表当日の3月1日「プレミア公開」(eラーニング会員2,000円)には特別な価値があると考えています。発表当日にいち早く課題曲に向き合う高揚感は、指導へのモチベーションを高めてくれるはずです。
豊富なコンテンツが見放題のeラーニング。まだの方は、この機会にぜひ加入をご検討ください。3月1日の熱気の中で、充実した学びのスタートを切りませんか。
執筆:専務理事 福田成康
ピアノを弾く方は、多くの場合、調律師が整えたピアノの響きを土台として、そこから自身の奏法で音色を奏でていきます。この前提となる音作りを調律師に「お任せ」するだけでなく、理想の響きについて対話を重ね、イメージを共有することもできるはずです。
例えば「オクターブ」や「ユニゾン」を整える際、調律師がどのような耳で音を捉えているのか。その感覚を少し知るだけでも、自分の音の聴き方が変わってくるかもしれません。
調律師が何を聴き、どう調整しているのか。その舞台裏を知ることで、表現したい音を言葉にしやすくなり、一緒に理想の響きを探していくことができます。調律師を良きパートナーとして捉え直すことで、日々のレッスンや演奏の場がもっと充実したものになっていくのではないでしょうか。
執筆:専務理事 福田成康
ステップは、演奏して評価を受けるだけの場ではありません。本番に向けて曲と向き合い練習を重ねる。家族や友人に声をかけ、聴いてもらえることを楽しみにしながら準備する。そうした日々を経て、いつもと違う場所で多くの人に聴いていただき、終えたステージを振り返る。
その一連の体験は、参加された皆様の心に残ります。その思い出は家族や友人と分かち合われ、アドバイザーやステーション、同じ場に居合わせたすべての人々とも緩やかに共有されていきます。30年間、ステップは誰もが参加できるステージとして、音楽を通じたこうした体験価値を社会の中に広げてきました。
ピティナでは、マイページで1997年以来の参加履歴を確認できます。この機会に記録を見返し、自分の思い出と、そこに重なる記憶に向き合ってみませんか。
執筆:専務理事 福田成康
「コンペに一歩踏み出してみよう」とお考えの先生にこそ、ぜひ参加していただきたいのが、各地で開催される交流会です。
通常のセミナーは講師から学ぶ一方向の形式が多いですが、交流会は講師や参加者同士による双方向の対話が醍醐味です。悩みや想いを共有することで、コンペに向き合う気持ちが前向きになります。誰かに背中を押されながら、同時に自分もまた誰かを励ましている。そんな温かな循環が生まれます。
コンクールは学習者だけでなく、指導者も共に成長できるステージです。一人で抱え込まず、同じ志を持つ仲間とモチベーションを高め合ってみませんか。この交流会が、皆様にとって新しい挑戦への心強い第一歩となることを願っています。
執筆:専務理事 福田成康
近年、ピティナ・ピアノコンペティションやブルグミュラーコンクールでは大人の参加者が着実に増えています。またピアノ教室紹介では昨年度、30代以降の申込者が908名に達しました。アンケートによれば「初めて」が約37%、「再開組」が約35%とほぼ同数でした。幅広い年齢や経験の方々がピアノを学んでいます。
楽器演奏は幸福感の向上や脳の健康維持につながります。たとえば「思い出の曲」を奏でることが心身の健康に効果的だという脳科学の研究があります。実際に生徒さんからは「自己肯定感が上がった」「生活に張りができた」といった声が寄せられています。
多様なライフスタイルにピアノを取り入れやすいよう、教室紹介サイトではエリア検索に加え、全国対応の「完全オンラインレッスン」の検索も可能にしました。より多くの方の方々の健康と幸福〜ウェルビーイングに貢献できましたら幸いです。
執筆:専務理事 福田成康
2026年、ピティナは創立60周年、コンペ第50回、ステップ30年という節目を迎えます。指導者の研鑽から始まった歩みは、半世紀を経て多くの方が集う場へと成長しました。これはひとえに、皆様のたゆまぬ積み重ねの賜物です。
ピティナ会報のタイトルは『Our Music』です。創立者は作曲家でありながら、私の作品だけでなく、私たち日本人の作品をもっと広めたいという願いを持っていました。 この「Our」の精神は、生徒の成果を先生とともに喜ぶ指導者賞や、支部を超えた協力関係にも色濃く表れています。一人ひとりが主役でありながら、成果を分かち合う。この文化こそが、組織の成長を支えてきました。
この記念すべき年、皆様とともに60年の歩みを振り返る機会を設けてまいります。また、コンペティションやステップなどでは、これまでの蓄積を活かしつつ、新しい時代の音楽教育のあり方を探ります。 さらなる未来へ向けて、ともに学び合いながら歩みましょう。
執筆:専務理事 福田成康
2026年度のピティナ・ピアノコンペティション課題曲説明会はコンペ開催50回の記念の年にあたり、大きく変わります。プログラムはオンライン配信と実地セミナーを組み合わせた形になります。
1日(日)・2日(月)に登場する赤松先生、関本先生からはそれぞれ広い知見から「幅広い音楽のとらえ方」をお伝えいただけるはずです。課題曲への多様なアプローチを考えることは、音楽に関わる視野を広げる絶好の機会ではないでしょうか。
3日(火)の「アンサンブル指導の極意」も見どころです。「コンペが終わっても、相手と一緒に音楽を続けたい」と思えるような魅力を、目の前で学べる機会となるでしょう。
今回は歴代特級グランプリによる対談や、指導の最先端をゆく先生方によるコンペ活用セミナーなど、記念回ならではの企画が目白押しです。同じ志を持つ全国の仲間と集い、節目となるコンペの開幕を共に盛り上げましょう。
執筆:専務理事 福田成康
「音楽総合力UPセミナー」は来年17年目を迎えます。2026年度は演奏や音楽史に加えて「バレエ」や「建築」など他分野の芸術家による講座も充実しています。
本セミナーは、様々な視点を学べるばかりでなく、各分野の第一線に立つ講師の情熱に触れられることに大きな意義があります。教科書で知識を得ることと、その教科書を書く専門家に直接会うことは、全く異なる体験です。講師の飽くことのない探究心を目の当たりにすることは、皆様自身の好奇心を刺激し、ただ情報を受け取る側から「自ら知恵を生み出す側」へと変わる契機となるはずです。
オンラインでも受講可能ですが、その熱量を肌で感じるにはリアルな空間が一番です。関心のある講座は、ぜひ会場へ足をお運びください。
執筆:専務理事 福田成康
2026年度、ピティナ・ピアノコンペティションは第50回を迎えます。
このたび発表した「リハーサル」区分の「演奏検定」への変更、そしてグランミューズ部門の参加区分見直しは、会員の先生方や参加者の皆様から寄せられた声をもとに検討を重ねた結果です。皆様のライフステージにあわせて、より挑戦しやすく、学びを深められる場を目指して、今回の見直しを行いました。
コンペはこの半世紀近く、皆様のお声を伺い反映させつつ育ってまいりました。皆様の熱意とご要望こそが、コンペをより良いものへと導く原動力です。
音楽を取り巻く環境や学びの形が変わり続ける中で、皆様の声に耳を傾け、歩みを止めずに、より良い形を目指していきます。これからも皆様とともに学び合い、成長を重ねていけるコンペにしたいと願っています。
執筆:専務理事 福田成康
