受賞者の活躍を願う

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2007/08/31

母、福田靖子が亡くなる間際、「お参りすればピアノが上手になると言われるピアノ塚を作ってくれれば、皆が私のことを忘れないでいてくれる」と話していたのが心に残っています。

「ピアノ塚」を本当に作るかどうかはともかく、福田靖子賞はその役割を果たすと考えています。この選考会の参加者は、世界のトップ教授の3名からレッスンを受け、同年代のトップ若手ピアニストと触れ合い、刺激し合いますからピアノは上手くなるでしょう。そして、受賞者が活躍してくれれば、母の名前は伝えられていきます。

福田靖子賞は、受賞者に奨学金を提供して終わり、というものではありません。受賞者のその後の活躍こそ願っているのです。

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