【公開録音】クーラウ「ロンドとピアノ小品集」 出版記念コンサート(2017年3月24日)

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2017/01/13
公開録音コンサート
  • フリードリヒ・クーラウ
    「ロンドとピアノ小品集」
    出版記念コンサート
    ~第30回IFKS定期演奏会~
  • 2017.324日(金)
    19:00 開演(18:30開場)
  • 浅野 麻耶、伊吹 このみ、梅原 圭、加藤 協子、齋藤 亜都沙、柴田 菊子、垂野 鮎子、鷲宮 美幸
  • 東音ホール(アクセス)
  • 入場料:後払い方式
  • 公演終了
「ロンドとピアノ小品集」(全3巻)出版記念コンサート ピアノソナチネで、あまりにも有名になってしまったクーラウのその他のピアノ曲は永い間、歴史に埋もれた感がありました。ソナタ(ソナチネも含む)、変奏曲、ロンドはクーラウの2手用のピアノ曲の中で重要な3つのジャンルを占めています。この度IFKSから出版された「ロンドとピアノ小品集」(全3巻)には主としてロンド曲、その他にワルツ、ポロネーズ、エコセーズ、行進曲など絶版の曲や未出版の舞曲なども含まれています。
ロンド曲の難易度は様々ですが、比較的易しいものはロンド部分のみのものが多く、そのテーマはクーラウ自身のもの、あるいは他の作曲家のオペラ作品などから採られています。イントロダクションが付いているものは比較的難しいものとなっています。
プログラムは8人のクーラウ協会会員のピアニストが「ロンドとピアノ小品集」の中から自ら選曲した作品で構成しました。
Program
◆浅野麻耶
  • Op.118-3 Rondo on the Barcarole "Agnes la jouvencelle" from Fra Diavolo by Auber
◆伊吹このみ
  • Op. 2 Rondo
◆梅原圭
  • DF 202 Rondo
◆加藤協子
  • Op. 92 Les Charmes de Copenhague Rondo on Danish Songs
◆齋藤亜都沙
  • Op. 121 La Clochette Rondo on a Theme by Paganini
◆柴田菊子
  • Op.41-1 Rondo
  • Op. 3 Rondo
◆垂野鮎子
  • Op. 56-1 Rondo on the Aria "Se a caso Madama" from Le nozze di Figaro by Mozart
  • Op. 56-3 Rondo on the Aria "Non sò più cosa son" from Le nozze di Figaro by Mozart
◆鷲宮美幸
  • Op. 41-2, 3, 6
  • Op. 40-6
  • 演奏者の氏名の昇順で演奏順ではありません。正式な順番は当日のプログラムで
Profile
浅野麻耶/Maya Asano(Pf.)

4歳よりピアノを始める。国立音楽大学附属小・中・高等学校を経て1999年3月、国立音楽大学ピアノ科を卒業。2002年3月、昭和音楽大学大学院ピアノ専攻修了。ピアノを小笠原京子、新井伶依子、古代公子、拝田正機、浅川豊夫の各氏に師事。2003年5月、ブルガリア・シューメン市にてパンチョ・ヴラディゲロフ国際ピアノコンクールに出場、セミファイナリストとなる。2003年1月、トモノホール(市ヶ谷)にて第1回ピアノリサイタルを開催。2005年 9月にめぐろパーシモン小ホール(東京)、2007年 9月には大田区民アプリコ小ホール(東京)にてリサイタルを開催。2004~2007年、昭和音楽大学附属バレエ教室にてバレエピアニストを務める。2007年 9月、渡仏。2007~2011年、パリ・エコールノルマル音楽院に留学。ピアノをV. メルキ、室内楽をG. マルティニーの各氏に師事。ピアノ教授課程ディプロム、室内楽高等ディプロムを審査員満場一致にて取得。2010年夏、ブリュージュ国際音楽アカデミーに参加。ピアノ及び室内楽をG. マルティニー氏に学び、選抜コンサートに出演。在仏中、パリ・シテ・デザール・コンサートホールにてヴァイオリンとのジョイントリサイタルに出演。エコールノルマル音楽院主催のコルトーホールでのコンサート、パリ第8区役所主催のコンサート等に出演。2011年11月に帰国。2012年8月、新宿村スタジオにてアメリカン・バレエ・シアターのダンサー、ジョゼフ・フィリップスによるバレエワークショップのバレエピアニストを務める。2012年9月及び2013年10月の2度に渡り、パリのサン・ベルナール教会(モンパルナス)にてピアノリサイタルを行う。2012年11月、新宿文化センター小ホールにて、2013年11月、古賀政男音楽博物館けやきホールにて、ジネーヴラ・ペトルッチ(fl)とのダブルリサイタルを開催。現在、一般社団法人 ヨーロッパ芸術文化振興協会 特別会員ピアニスト。

伊吹このみ/Konomi Ibuki(Pf.)

成城学園大学文芸学部マスコミ科、および桐朋学園短期大学ピアノ科を卒業。ピアノを青木紀子、高柳朗子、遠山慶子、声楽を坂根豊子の諸氏に師事。1977年ドイツ、デトモルト北西音楽大学に留学し、ハンス・ウルリッヒ・クンツェ教授に師事。80年同大学を卒業。81年ミュンヘン国立音楽大学チェンバロ科に入学。ヘドヴィヒ・ビルグラム教授に師事。85年同大学院修了。ドイツでは、在学中よりドイツ放送局、バイエルン放送局等のラジオ録音を行う他、パウル・マイゼン、コンラッド・ヒュンテラー、レナーテ・クライス氏の講習会の伴奏を務めた。ミュンヘン、ジュネーブのコンクールでは酒井秀明の伴奏を務める等、国際コンクールの伴奏でも優れた実績を残す。95年帰国。室内楽、伴奏の分野で活動する他、"Konomi 誰とでも音楽塾"を主宰し、音楽を通して人々との交流を日々楽しんでいる。

梅原 圭/Kesi Umehara(Pf.)

東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校を経て、同大学を卒業。在学中に東京文化会館新進音楽家デビューコンサート、及び同大学同声会主催の卒業演奏会に出演。1994年に東京藝術大学大学院修士課程ピアノ専攻科を首席で修了し、クロイツァー賞を受賞。同年イタリア国立トリノ・ヴェルディ音楽院に留学。1996年にイタリア国立トリノ・ヴェルディ音楽院を全審査員満場一致の特別名誉賞付きの首席で修了。更にはペスカーラ音楽院でも研鑽を積む。1999年に帰国後も度々渡欧し、トリノ、ナポリ等のイタリア各地及び英国オックスフォードにてリサイタルを開催。国内でも、横浜みなとみらいホール(小ホール)での3回のリサイタルを筆頭に、王子ホール、旧東京音楽学校奏楽堂、すみだトリフォニーホール(小ホール)等にてリサイタルを開催。更には、新ヴィヴァルディ合奏団及び静岡交響楽団と、それぞれモーツァルト、リスト、ブラームスのピアノ協奏曲を協演。近年は2台ピアノ及びヴァイオリン奏者とのデュオ・リサイタルを開催するなど、活動の場を広げている。都留文科大学の講師として、後進の指導にも当たっている。梅原 圭 公式サイト

加藤 協子/Kyoko Kato(Pf.)

3歳よりピアノを始める。東京都立芸術高校音楽科、東京芸術大学音楽学部器楽科(ピアノ)卒業同大学院修了。1997年ソロ・リサイタル「緩緩と」(音楽の友ホール)開催。三沢庸子氏と2台ピアノコンサート「Harmony Mix」を1996年(サントリー小ホール)1999年(紀尾井ホール)2011年(サントリーホールブルーローズ)、連弾を2000年(音楽の友ホール)開催。また、長年に渡り多くのフルーティストと共演。1995年「阿部隆雄・上田恭子ジョイントリサイタル」(カザルスホール)?同メンバーにてCD発売。2010年石橋メモリアルホールのオープニング・ガラ・コンサート?「新しい響きの森へ」にて立花千春氏と出演。また、2002年第3回日本アンサンブルコンクールにて、ヴァイオリン・ヴィオラの山田圭子氏と共に、特別賞の池田賞受賞。山田氏と「Duo 音の風Concert」として活動中。2003年2010年(ルーテル市ヶ谷センター)他。さらに2010年「日本アンサンブルコンクール10周年記念フェスティバルコンサート」、2013年「第5回フェスティバル」(横浜みなとみらい小ホール)に出演。2012年IFKS主催「第23回定期演奏会」にて、本邦初演のOp.6aを演奏。元、上野学園大学短期大学部音楽科講師。これまで、古泉元子氏、安倍和子氏、成田ゑみ氏、故谷康子氏、田辺緑氏に師事。

齋藤 亜都沙/Arisa Saito(Pf.)

国立音楽大学ピアノ専攻首席卒業。併せて鍵盤楽器ソリストコース修了。同大学院修士課程ピアノコース修了。武岡賞、岡田九郎記念賞受賞。大学院奨学生に選出。在学中、国外研修奨学生としてザルツブルク夏期国際音楽アカデミーに参加。サイトウキネンフェスティバル「若い人の為の室内楽勉強会」に参加し、奥志賀高原森の音楽堂にて小澤征爾氏監修コンサートに出演。第86回読売新人演奏会、皇居桃華楽堂御前演奏会、東京都新人演奏会、同大卒業演奏会、ソロ室内楽定期演奏会、大学院新人演奏会ほか、多数出演。東京、栃木にてオーケストラと共演。スタインウェイサロン松尾ホール、表参道カワイパウゼにてジョイントリサイタルを開催。第二回クーラウフェスティバルにてデンマークフルート協会会長H.Svitzer氏と共演。著名な音楽家との共演も多数。現在、国立音大伴奏助手を務める他、ソロ、室内楽を安井耕一氏のもとで研鑽を積んでいる。

柴田 菊子/Kikuko Shibata(Pf.)

5才よりピアノを始め、小津恒子氏、井口基成氏、松岡貞子氏、金澤桂子氏に師事。国立音楽大学楽理科にて「ハイニヘンによる通奏低音伴奏法」を専攻。大久保靖子氏に師事。第5回以降の石原利矩フルートリサイタルの伴奏をつとめる等、室内楽や合唱の伴奏に活躍している。2000年3月、IFKS主催のオペラ「ルル」コンサート形式演奏会及び2005年6月東京文化会館に於て再演世界初オペラ「ルル」のコレペティートルを務めた。

垂野 鮎子/Ayuko Taruno(Pf.)

福岡女学院高等学校音楽科、桐朋学園大学音楽学部演奏学科卒業。第3回鳥栖ピアノコンクール 優秀賞。第54回全日本音楽コンクール 第2位。第18回日本ピアノ教育連盟オーディション奨励賞受賞、及び全国大会出場。第8回鳥栖ピアノコンクール 第1位。第56回全日本音楽コンクール 入選。ピティナコンペティションF級本選 優秀賞。北九州クラシックコンサート芸術祭出演。第7回ショパン国際ピアノコンクールin ASIA アジア大会にて銅賞、及び審査員特別賞受賞。西日本新人演奏会出演。2006年ルーマニア国立放送室内管弦楽団と共演。2009年ウィーンにてユナイテッドオイローパによるオーケストラと共演。2010年 IFKS定期演奏会に出演。2012年九州文化塾のミニコンサートに出演。2013年6月  第24回IFKS定期演奏会に出演。これまでにピアノを渕上靖子、野沢優子、弘中孝、加藤伸佳、二宮裕子の各氏に師事。室内楽を三上桂子、森永桂一、藤井一興、三瀬和朗の各氏に師事。現在、ソロや室内楽、Angeメンバーとして演奏活動、後進の指導にあたっている。

鷲宮 美幸/Miyuki Washimiya(Pf.)

7歳よりピアノ、作曲、バイオリンを始める。その後、桐朋学園附属子供のための音楽教室、桐朋女子高等学校を経て、桐朋学園大学ピアノ科入学。在学中、フランス音楽界の第一人者H.ピュイグ=ロジェ氏に見い出され、パリに留学。帰国後、桐朋学園大学を卒業。第56回日本音楽コンクール入選を皮切りに、UFAM国際コンクール・室内楽部門第2位、日本室内楽コンクール第3位、国際ピアノデュオ・コンクール2台4手部門第2位(日本人最高位)など、多くのコンクールに入賞するとともに、トゥール国際アカデミーでは2年連続で最優秀受講生に選ばれた。音楽の構造を的確に把握した上での繊細かつ大胆な表現は高く評価され、現在各地の音楽祭での公式ピアニスト、オーケストラ公演のソリスト、室内楽奏者、桐朋学園大学嘱託演奏員など、国内外で活躍中。また多くの国内外の著名なソリストに請われ、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のクリストフ・ハルトマン、イ・ムジチ合奏団のマッシモ・パリス、ジャン・ワン、マクサンス・ラリュー、レ・ウ"ァン・フランセのジルベール・オダン等と共演し、また世界屈指のチェリスト、ミッシャー・マイスキーと「徹子の部屋」「ニュース23」でも共演し、好評を博す。 2014年春にはシンガポールでのソロ、室内楽コンサートが予定されている。NHK FMにも度々出演し、2007年11月にはNHKBS「ぴあのピア」、2011年5月にはNHK・FMに「名曲リサイタル」にソロで出演。これまでにピアノを寺西昭子、村手静子、T.パラスキヴェスコ、高木茉莉、松浪佳子の各氏に、室内楽をJ.M.ダマーズ、三善晃、H.ピュイグ=ロジェ、クリスチャン・イヴァルディの各氏に、チェンバロを遠藤陽子氏に師事。CDに、「ワッシー・ファンタジア」(PF.鷲宮美幸/DQC65パスティエル)、「三上亮 ツィガーヌ」(VN.三上亮、PF.鷲宮美幸/FOCD9395フォンテック)、「唐津 健 ブリッジ、バーバー:チェロ・ソナタ」(VC.唐津健、PF.鷲宮美幸/AUCD-19アウローラ)、「マクサンス・ラリュー来日40周年記念コンサート」(FL.マクサンス・ラリュー、ジョゼッペ・ノヴァ、東條茂子、清水和高、Cem.PF.鷲宮美幸/FPCD4421フォンテック)、「コイデッシモ?」(FL.小出信也、PF.鷲宮美幸/ALCD-7081コジマ録音)、「バスーンブリランティッシモ」(FG.田中雅仁、PF.鷲宮美幸/ADW7457パヴァーヌ〔ベルギー〕)、「日本の作曲・21世紀の歩み」(VN.青木調、PF.鷲宮美幸/20-21CD003東京コンサーツ)、「鹿野裕美子/高山植物のきせつ」(連弾:primo鹿野裕美子、secondo鷲宮美幸/wwcc-7361ナミレコード)などがあり、いずれも高い評価を得ている。

◆入場料:後払い方式 コンサート後に、好きな額を当日お配りする封筒にいれて頂きます。そのお金は演奏者ならびにピティナ・ピアノ曲事典への寄付金として大切に使わせて頂きます。規定の計算方法により過半(60%~場合によって全額)を演奏家にお渡しし、残りは本企画の調律費等に充てます。

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