【シンフォニー・ブランチ】後藤正孝さんインタビュー

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2014/12/19

シンフォニー・ブランチコンサートVol.1の開催された11/20、初のプレセミナーを終えた後藤正孝さんにお伺いしました。


初のプレセミナーお疲れさまでした。Vol.2≪ショパンとリスト≫について教えて下さい。

昨日は、神奈川で教えて、夜に大阪に到着しました。

今回、6回シリーズのシンフォニー・ブランチコンサート第2回目に出演します。
プログラムには、リストとショパンを選びましたが、リスト国際コンクールの優勝者として、結果的に私のリストを聴きたいとおっしゃる方は多いし、また、ショパンは避けて通れない作曲家であり、2人を取り上げてみました。また、ショパンとリストも、1810~1811年生まれで、同世代であり20代~30代で交流があったのです。

第1回の関本さんとは、偶然「英雄ポロネーズ」でかぶりましたが、同世代の男性2人を聴いていただくのもおもしろいと思います。
実は、関本さんとは、お互い名前は知っていたのですが、幼いころから今まで、接点が全くなく、今日ステージでお会いするのが初めてでした!

今回のプログラムは、最初と最後はみなさんの想像しているリストですし、真ん中には、また違った側面の(思索的な)リスト・・・美しい曲です。

メフィストワルツ第2番と愛の賛歌は、今回初めて演奏会で弾きます。

リストコンクールでは、賞金を全額、東日本大震災の被災者へ寄付され、「音楽の伝統を守った若きサムライ」と言われましたね。

リストの作品は、一生かけても弾ききる自信はないくらい広いレパートリーで、しかも日本では弾かれていない曲も多い。僕は、小さいころから好きで弾いてきました。

生誕200年が偶然、2011年にあたり、そのタイミングでリストをしっかり学びなおすために、その成果を試すために、コンクールを受けようと思いました。

コンクールに出かける2週間前に大震災が起こり、交通はストップ、大学から自転車をこいで片道2時間かけて自宅に戻ったことを覚えています。

この時はまさか優勝するとは思っていなかったけれど、もし何かしらお金をもらえるようなことがあるならば、被災者のために何かしたかった。

僕は愛知の安城市出身ですが、恩師の江口文子先生は宮城県仙台市出身でした。
近いところだったので心を痛めていました。

コンクール後は本質的には変わってはいけない、ただ、より責任感が増した気と思います。
つい最近、次の優勝者が出ましたし、これからさらに気を引き締めて頑張ります。

子供時代のころについて。ピアノを習ったきっかけは?

4歳からピアノを始めました。小学校4~6年生のときは、吹奏楽部でトランペットを吹いていました(!)パートリーダーまでいったんですよ!楽しかったですね。

両親は全く音楽に関係ない主婦と会社員でしたが、趣味でクラシックでないもの、ビートルズ、フォーク、洋楽を弾いていたので、自宅にアップライトピアノがありました。おもちゃの古いグランドピアノもあり、なぜかそれに興味をもっていたようです。

最初は、地元のヤマハ音楽教室へ仲良しの友達と通っていました。ヤマハではグループレッスンがあるのですが、そのあとの鬼ごっこが楽しかったのを覚えています。

小学校4年生で、今の恩師の江口文子先生に出会いました。
12歳から江口先生のもとへ本格的に通うようになり、環境がかわって、いつからかわからないけれど、"この道でやっていきたい"と思うようになりました。

将来について

ピアノは、一人で弾く楽器で、他の楽器と比べて孤独かもしれません。
息の長いピアニストになりたい。日々、同じ曲でないものを、いろいろ勉強したいです。

それから、教える仕事ももっとがんばりたい。
江口先生という尊敬する人に会ったことが大きいと思いますが、まだ「先生」をはじめて2年目、もどかしさしか感じられないし、自分なりの先生像を作り上げていけるのかな、と思っています。

先生の「一言で救われる」、「一言で変われる」 ことがあると思います。
自分もそうでしたから。。

どちらの道でも、精進していきたいです。

演奏のときに心がけていることは?

練習ではいろいろ考えて、本番の演奏では、垣根をとっぱらって、その場でしかできない何かを、良い表現の方向へともっていきたい。ライブの良さですね。
人前で弾くのは楽しいし、多くの人に聴いてもらいたいと思っています。

皆さんに一言!

ピアノをやっている人口は多いと思います。

これまで続けてきて思うのは、"やめたい"と本人が言うまでは、ぜひやらせてあげてほしい。
親御さんが、将来を心配してやめさせるということがないようにしてほしい。
自分は幸い、そういわれなかったので、両親に感謝しています。

それから、「練習しているの?」といいたくなる気持ちもわかるけれど、どうぞ静かに見守ってほしい。

練習したいというようになるまで、やさしく見守る方向にもっていって頂きたい。
好きでやることには、がんばるので。

僕の両親は、あまり音楽のことを知らなかったのがかえって良かったのかもしれない。
本番前夜でも、ふつうに「明日何弾くの?」って聞いてきますから(笑)

今回は来場していませんが、前回のシンフォニーホールでのリサイタルには、聴きにきてくれました。
そしてふつうに吉本を観て、観光して帰っていきました(笑)

後藤正孝 ショパンとリスト
日時 :
2014年2月24日(木)11時開演(12時30分終演予定)
会場 :
ザ・シンフォニーホール(大阪)
曲目 :
ショパン/3つのマズルカ op.59
ショパン/舟歌 op.60
ショパン/英雄ポロネーズ op.53
リスト/メフィスト・ワルツ第2番
シューベルト=リスト/セレナーデ
リスト/愛の讃歌(詩的で宗教的な調べより)
グノー=リスト/ファウスト・ワルツ
申込 :
チケット・ピティナまたはザ・シンフォニーホールチケットセンター TEL06-6453-2333

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