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バッハ  :  平均律クラヴィーア曲集 第2巻
Bach, Johann Sebastian  :  Das wohltemperierte Clavier, 2 teil, 24 Praludien und Fugen  BWV 870-893
ピアノ独奏曲 [piano solo/ 曲集・小品集

作品概要

楽章・曲名 演奏時間
1 第1番 ハ長調  /  BWV870   C-Dur 前奏曲 2分 20秒 フーガ 2分 30秒 譜例
2 第2番 ハ短調  /  BWV871   c-moll 前奏曲 1分 30秒 フーガ 1分 50秒 譜例
3 第3番 嬰ハ長調  /  BWV872   Cis-Dur 前奏曲 1分 50秒 フーガ 2分 20秒 譜例
4 第4番 嬰ハ短調  /  BWV873   cis-moll 前奏曲 3分 00秒 フーガ 1分 40秒 譜例
5 第5番 ニ長調  /  BWV874   D-Dur 前奏曲 2分 20秒 フーガ 3分 10秒 譜例
6 第6番 ニ短調  /  BWV875   d-moll 前奏曲 1分 40秒 フーガ 1分 40秒 譜例
7 第7番 変ホ長調  /  BWV876   Es-Dur 前奏曲 2分 10秒 フーガ 2分 10秒 譜例
8 第8番 嬰ニ短調  /  BWV877   dis-moll 前奏曲 2分 00秒 フーガ 3分 20秒 譜例
9 第9番 ホ長調  /  BWV878   E-Dur 前奏曲 2分 00秒 フーガ 3分 00秒 譜例
10 第10番 ホ短調  /  BWV879   e-moll 前奏曲 1分 50秒 フーガ 2分 50秒 譜例
11 第11番 ヘ長調  /  BWV880   F-Dur 前奏曲 3分 40秒 フーガ 1分 45秒 譜例
12 第12番 ヘ短調  /  BWV881   f-moll 前奏曲 2分 00秒 フーガ 2分 10秒 譜例
13 第13番 嬰ヘ長調  /  BWV882   Fis-Dur 前奏曲 3分 00秒 フーガ 2分 40秒 譜例
14 第14番 嬰ヘ短調  /  BWV883   fis-moll 前奏曲 2分 20秒 フーガ 4分 10秒 譜例
15 第15番 ト長調  /  BWV884   G-Dur 前奏曲 1分 20秒 フーガ 1分 10秒 譜例
16 第16番 ト短調  /  BWV885   g-moll 前奏曲 2分 40秒 フーガ 2分 50秒 譜例
17 第17番 変イ長調  /  BWV886   As-Dur 前奏曲 3分 20秒 フーガ 3分 00秒 譜例
18 第18番 嬰ト短調  /  BWV887   gis-moll 前奏曲 2分 10秒 フーガ 4分 20秒 譜例
19 第19番 イ長調  /  BWV888   A-Dur 前奏曲 1分 40秒 フーガ 1分 30秒 譜例
20 第20番 イ短調  /  BWV889   a-moll 前奏曲 2分 20秒 フーガ 2分 00秒 譜例
21 第21番 変ロ長調  /  BWV890   B-Dur 前奏曲 2分 10秒 フーガ 3分 10秒 譜例
22 第22番 変ロ短調  /  BWV891   b-moll 前奏曲 2分 50秒 フーガ 5分 00秒 譜例
23 第23番 ロ長調  /  BWV892   H-Dur 前奏曲 2分 10秒 フーガ 3分 20秒 譜例
24 第24番 ロ短調  /  BWV893   h-moll 前奏曲 2分 10秒 フーガ 1分 40秒 譜例
59分 59秒
作曲年:1738-42
出版年:1801
初出版社:Simrock, Hoffmeister & Kühnel, Nägeli

楽曲解説

総説 2007年5月  執筆者: 朝山 奈津子
「うまく調律されたクラヴィーア第II巻、すべての全音と半音を用いて作られたプレリュードとフーガよりなる。ポーランド国王兼ザクセン選帝侯の宮廷作曲家にして楽長、ならびにライプツィヒの合唱音楽隊監督、ヨハン・ゼバスティアン・バッハ作曲」

 この言葉は、1744年に筆写されたアルトニコル稿の表紙に書かれている。自筆浄書は1742年頃に作成された。大判の紙の表にプレリュード、裏にフーガを記し、譜めくりをしなくてもよいルーズリーフの体裁をとる。この自筆譜は現在、ロンドン大英博物館にある。
 曲集の成立に具体的な契機は証明できないが、《クラヴィーア練習曲集》を4巻まで出版した時期でもあり、出版の機会を窺がっていたことは考えられなくはない。が、おそらく第I巻以降に書き溜めたものにいわば「家」を与えて、個別の作品の散逸を防ごうとした。そもそもバッハは、自分の作品を使い捨てにせず、改良を加え続けてより完璧にする性質であり、ライプツィヒ時代の後半には特に頻繁にこうした改訂や集成が行われている。《平均律》第II巻には、新作よりも過去のさまざまな曲を取り入れたものが多く、24の調をそろえるためには移調して加えられた作品もあるが、浄書後も大胆な修正が加えられており、この曲集がバッハにとって単なる寄せ集めではなかったことがわかる。教程としても重んじられ、第II巻はバッハの弟子たちがみなそれぞれ自分の筆写譜を所有していたという。
 20年前の第I巻に比べて多様性がさらに強まるのは、作曲期間の長さゆえであろう。その中にはバロックの様式を脱却し前古典派へと向かう傾向も見て取れる。また、短三和音で終止する曲が第I巻に比べて増えているのは、時代とともに短調が自立したこと、そして短三和音が綺麗に響く調律がいっそう普及したことの証しである。

《平均律クラヴィーア曲集 第1巻》もご覧下さい。

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