ホーム コンクール ステップ セミナー コンサート 指導力アップ ピアノ教室紹介 ピアノ曲事典 読み物・連載
スカルラッティ, ドメニコ  :  ソナタ ニ短調
Scarlatti, Domenico  :  Sonata d-moll  K.9  L.413
ピアノ独奏曲 [pf/ ソナタ

作品概要

演奏時間 譜例  
3分 40秒  --- 

楽曲解説

総説 2011年9月  執筆者: 丸山 瑶子
ソナタ K1. - K.30について
 スカルラッティの鍵盤のためのソナタのうち、概ね推定される作曲年代に基づいて番号付けされたカークパトリック番号でK. 1から30まではEssercizi per Gravicembaloとして出版され、騎士階級を下賜された返礼として、ポルトガル王ジョアン5世に献呈された。(なおこの曲集は一般的に《チェンバロのための練習曲集》と訳され、またスカルラッティの鍵盤楽器のための作品は主にチェンバロ用と推定されているが、研究の現状では、チェンバロ以外の鍵盤楽器が完全に想定外であるかははっきりしていない。)これは生前に唯一、作曲家自身が出版した曲集で、その序文は作曲家自身による真正な文書資料としての価値を持つ。
 序文では、曲集が演奏技法の修練を目的としていることが示唆され、彼が音楽教師として仕えたマリア・バルバラの日々の練習用という実用的な目的で書かれたと推測できる。作曲年代に関しては、Esserciziはかなり前に書かれたソナタを推敲したものとして、多くの研究者が早期の作曲年代を主張しているが、結論は未だに出ていない。
 全30曲の配列は発展的学習を可能とするもので、後の作品になるほど長く、難しくなるよう並べられている。形式は2部形式を基本とする。また作品の冒頭が両手の短い模倣となるのはスカルラッティのソナタに典型的で、多くの場合、模倣となるのは作品の残りの部分の主要素材と見たところは関連が薄いと思われる音形である。
 なお序文には曲集全体の音楽的内容に触れた言葉もあるが、その解釈については、序文が謙遜や建前の入りやすい文章であることも手伝って、繰り返し議論されている。

K.9について [Allegro] ニ短調

 「パストラル」の呼称を持ち、19世紀に最もよく知られたスカルラッティのソナタの1つである。音形は簡素で技巧的な第10番と対照的である。特徴的な3度の協和音程は響きに平明さを与え、オクターヴで響きを増した終止の長い主音は確かにパストラルという呼称を納得させるものの1つである。

音源 音源情報

コンサート この曲が演奏されるコンサート

今後のコンサート情報は現在未登録です。

ミュッセアイコン 楽譜情報

 エイブルマート楽譜一覧 原曲作品 編曲作品

 ミュッセ楽譜一覧

NMLicon NAXOS 
※ マイページへのログインが必要です
※ スマートフォン等の利用について

 同時期に作曲された楽曲

申し訳ございません。
この楽曲からは同時代の楽曲検索を行うことができません。