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ベートーヴェン  :  6つのメヌエット
Beethoven, Ludwig van  :  6 Menuette  WoO.10
ピアノ独奏曲 [pf/ メヌエット

作品概要

楽章・曲名 演奏時間
1 第1番   D-Dur 1分 45秒  -- 
2 第2番   G-Dur 2分 07秒  -- 
3 第3番   Es-Dur 1分 50秒  -- 
4 第4番   B-Dur 1分 53秒  -- 
5 第5番   D-Dur 1分 50秒  -- 
6 第6番   C-Dur 1分 47秒  -- 
11分 0秒
作曲年:1795
出版年:1796
初出版社:Artaria

楽曲解説

総説 2015年5月  執筆者: 中塚 友理奈
 元々は管弦楽曲として1795年に作曲され、1796年にウィーンで出版された。しかし現存するのはピアノ編曲版のみである。これは《ピアノのための6つのメヌエット 第2部》というタイトルで出版されたが、「第2部」と書かれているのは同年に作曲された《2つのヴァイオリンとバスのためのメヌエット》WoO9(但しベートーヴェンの真作かどうかは確証されていない)を意識してのことではないかとされている。
 この作品はいずれもA-B-Aの三部形式で、テンポの指定はない。B(中間部)では主調の属調や平行調、同主調などの響きが垣間見られることもある。
 ハ長調(WoO10, No.1)は、冒頭でpの16分音符とfの4分音符との対比が提示され、ffで締めくくられる。中間部は一貫してpで、穏やかである。
 ト長調(WoO10, No.2)は、付点のリズムや3度と6度の響き、うねりのある旋律線が特徴である。
 変ホ長調(WoO10, No.3)は全体を通してpが中間部の開始でしか用いられず、sfが多用されている。
 変ロ長調(WoO10, No.4)は、他の曲に比べて静かに始まる。中間部の1, 2拍目は歯切れが良く、3拍目は中間部で唯一の強弱記号sfpの指示が頻繁になされている。
 ニ長調(WoO10, No.5)はアウフタクトにもかかわらず、ffで始まる。Aの部分には強弱記号がffとsfの2種類しかない。
 ハ長調(WoO10, No.6)は中間部にf, sf, ffが用いられているため、AよりBがエネルギッシュなことが特徴である。

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