森山 智宏 : リチェルカーレ II (Pf.森山智宏 Vn.江副麻琴)

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2013/04/19

【作曲者による解説】
近年、管楽器のシリーズ作品を書いているが、この作品も、その一連の系譜である。ただ、今までの同種楽器のみのアンサンブル作品(「Blow! for Saxophone Quartet(2011)」、「Secret Couple II for 2 Clarinets(2011)」、「Ricercare I for Trombone Quartet(2012)」)と違い、今回は、ホルンにヴァイオリン、ピアノという異種楽器の組み合わせを試みた。この編成は、私の大好きな作曲家の2人、ブラームス、そしてリゲティに同じ作品があり、そこから借りてきたものである。しかし、ブラームス、リゲティが緊密なアンサンブルを要求する濃厚な音楽なのに対し、今回の作品は、3人の即興性とデカダンな空気が全体を貫く。3人の発言は殆ど絡み合わず、互いが孤独である。全体は、連続して演奏される4楽章よりなり、2楽章をピークに、次第に減速していく。「Ricercare」は、ここでは「探究する」の意味で用いている。 初演は2012年6月26日、東京文化会館小ホールでのコンサート「プレゼンテーション その39 現代の作品」にて行われた。


コンサート情報

◆4月30日(火) Point de vue vol.VII~指揮者・山下一史氏を迎えて~

作曲・Pf.演奏

森山智宏
桐朋学園大学音楽学部研究科作曲専攻修了。作曲を北爪道夫、飯沼信義、鈴木輝昭、 ピアノ・作曲を間宮芳生、ピアノを志村安英の各氏に師事。
第68回日本音楽コンクール作曲部門入選、第17回奏楽堂日本歌曲コンクール作曲部門 (一般の部)第1位。
フルーティスト間部令子氏、ピアノデュオ瀬尾久仁&加藤真一郎、東京混声合唱団、 L'ENSEMBLE LES TEMPS MODERNES LYON、日本演奏連盟、ピティナ等より委嘱を受け、 作品を発表。CDは、FONTECより発売されている(合唱組曲「これが俺達の音楽だ」)。
また、作曲と並行し、邦人作曲家によるコンサート「Point de Vue」を、作曲家鈴木 輝昭氏と共同企画し開催する他、ピアニストとしても活動している。
現在、桐朋女子高等学校音楽科教諭、桐朋学園大学音楽学部講師(ソルフェージュ・ 作曲理論)。(社)日本作曲家協議会会員。作曲家グループ「プレゼンテーション」 同人。


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