ショパン/練習曲 Op.25-11 「木枯らし」 ピアノ:ルーカス・ゲニューシャス

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2011/10/28

ショパンの2つの《練習曲集》全24曲の起源は、2つある。ひとつは、バッハ《平均律クラヴィーア曲集》、すなわち24の調によるプレリュードとフーガである。もちろんこうした曲集の編み方自体はバッハの発明ではないが、音楽のあらゆる技法や形式の見本として、学習者のための規範として《平均律》こそが金字塔を打ち立てた。そして、ショパン以前には既に、クレメンティ、カルクブレンナーなど、ショパン以後にはリスト、バルトーク、ラフマニノフ、ピアノ以外にもパガニーニなど、実に多くの作曲家がバッハへのオマージュを込めて《練習曲集》を世に送り出している。<続きを読む>

音源情報

2010年 ジーナ・バッカウアー国際ピアノコンクールの音源より
ショパン練習曲Op.25 全曲掲載中

演奏

ピアノ:ルーカス・ゲニューシャス

ルーカス・ゲニューシャスは、リトアニア/ロシア国籍のピアニスト。父はピアニストのペトラス・ゲニューシャス、祖母はモスクワ音楽院教授のヴェーラ・ゴルノスターエヴァという音楽家の家系に育つ。
12歳の誕生日をむかえる前から、ルーカスは国際コンクールや音楽祭に参加している。2002年、「巨匠への道」国際青少年ピアノコンクール(サンクトペテルスブルク)第1位。2003年、第1回CMS国際コンクール第1位。2004年ショパン国際青少年ピアノコンクール(モスクワ)第2位。
2005年、ジーナ・バッカウアー国際ピアノコンクールヤング・アーティスト部門第2位。2007年、スコットランド国際ピアノコンクール第2位。2008年、第3回サン・マリノ国際ピアノコンクール第2位。2009年、「ムジカ・デラ・ヴァル・ティドーネ」国際ピアノコンクール(イタリア)第1位。2010年、ジーナ・バッカウアー国際ピアノコンクール第1位。そして彼の最近の最も重要な成功は、2010年10月、第16回ショパン国際ピアノコンクール(ワルシャワ)にて、第2位およびポロネーズ賞を受賞したことである。
ルーカスはこれまでに、ドイツのハンブルク響とドゥイスブルク響、BBCスコットランド響、クレメラータ・バルティカ、リトアニア国立響、ワルシャワ・フィルなど世界の主要なオーケストラと、アンドレイ・ボレイコ、サウリアス・ソンデキス、アントニー・ヴィト、ロマン・コフマン、ディミトリ・リス、ジョナサン・ダーリントン他著名な指揮者のもとで共演している。また、フランス、イタリア、スペイン、ポーランド、リトアニア、日本、韓国、アメリカ、ドイツほか世界各地で演奏会を行う。
バロックから現代作曲家に至る広範なレパートリーを持ち、20歳にして、10のソロリサイタルプログラムと12曲のコンチェルトレパートリーを披露した。リストのロ短調ソナタ、ベートーヴェンのソナタ第29番「ハンマークラヴィア」、ブラームスのソナタ第1番、ヒンデミットの「ルードゥス・トナリス」、チャイコフスキーの第1協奏曲、ラフマニノフの第3協奏曲、ベートーヴェンの第4協奏曲などで圧倒的な成功をおさめている。室内楽奏者としても活躍し、デュオ、トリオ、五重奏を演奏し、めったに演奏されない貴重な作品の演奏や現代作品の演奏にも積極的に取り組む。
ヴラディーミル・スピバコフ財団およびムスティスラフ・ロストロポーヴィチ財団の奨学生であり、ロシアより「Young Talents」賞(2005年)、「The Gifted Youth of XXI century」(2007年)など数々の栄誉を受賞している。

 

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