2016年8月18日（木）、ヤマハホール（東京・銀座）にて第40回ピティナ・ピアノコンペティションA2級・連弾プレ初級入賞者記念コンサートが開催されました。今年度地区予選参加者はA2級延べ2,078名、連弾プレ初級延べ551組にのぼり、その中から全国の地区本選にて入賞を果たした108名が憧れのステージに立ち、多彩なプログラムを披露しました。小さな体で精一杯音楽を表現する姿に、会場からは惜しみない拍手が送られました。

今回は2015年度特級グランプリの篠永紗也子さんと、おんがくしつトリオの皆さん(内藤晃さん、中村栄宏さん、菅谷詩織さん)をお招きし、賑やかなゲストステージとなりました。

篠永さんは、ドビュッシー『アラベスク　第1番』をはじめ、今年度の課題曲のなかでも人気の高かった、ツェルター『かっこうとろば』や、フンテン『いなかのおどり』を演奏し、そして最後にショパンの幻想即興曲を披露。特級グランプリによる圧巻の演奏に、出演者の皆さんは真剣な表情で聞き入っていました。

おんがくしつトリオのステージでは、鍵盤ハーモニカ担当の菅谷さんによる楽器紹介から始まり、L.ハーライン『星に願いを』をアンサンブルを披露してくださいました。ミヨー『スカラムーシュより ブラジレイラ』では、中村さん操る大小様々なリコーダーが大活躍。最後はシュンゲラー『ぶんぶんぶん』のスペシャルバージョンに合わせて、会場が一体となって手拍子をし、音楽を作り上げました。