2.講師プロフィール

講師プロフィール
久元 祐子(ピアニスト)
ひさもと ゆうこ◎東京藝術大学音楽学部器楽科(ピアノ専攻)を経て、同大学大学院修士課程を修了。知性と感性、繊細さとダイナミズムを兼ね備えているピアニストと して高い評価を受けている。ウィーン・サロン・オーケストラ、ラトヴィア国立交響楽団、読売日本交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、神奈川フィルハーモニー管弦楽団などのオーケストラと協演。ベルリン弦楽四重奏団との共演など室内楽のコンサートにも多数出演。2012年と2014年にはイタリア国際モーツァルト音楽祭に招かれ、リサイタルを開催し、好評を博す。歴史的楽器を使っての演奏会や録音にも数多く取り組み、それぞれの時代の中で作曲家が求めた響きと美学を追い求めている。CD10枚をリリース。《ハイドンとモーツァルト》(コジマ録音)は、毎日新聞CD選に選ばれる。また、演奏経験をもとに著作にも取り組み、「モーツァルトのピア ノ音楽研究」(音楽之友社)、「作曲家別演奏法Ⅱモーツァルト」(ショパン)などを刊行。国立音楽大学准教授、日本ラトビア音楽協会理事。
久元 祐子ウェブサイト http://www.yuko-hisamoto.jp
西尾 洋(作曲家)
にしお よう◎1977年生まれ。東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校作曲専攻を経て、同大学同学部作曲科中退。リューベック(ドイツ)音楽大学大学院を審査員満場一致の最優秀にて修了。滞独中にDAADドイツ学術交流会奨学金を得る。現在ヤマハマスタークラス特別コース講師、上野学園大学専任講師。ピティナでは課題曲アナリーゼ楽譜のほか「2014年度Jr.G級のためのマスタークラス」でアナリーゼ講座を担当。著書『応用楽典 楽譜の向こう側』(音楽之友社)が好評発売中。
広上 淳一(指揮者)
ひろかみ じゅんいち◎東京生まれ。東京音楽大学指揮科に学ぶ。第1回キリル・コンドラシン国際指揮者コンクールに優勝し、国際的な活動を開始。ノールショピング響首席指揮者、日本フィル正指揮者、ロイヤル・リヴァプール・フィル首席客演指揮者、リンブルク響首席指揮者を歴任。2006~08年には米国コロンバス響の音楽監督を務めた。オペラの分野でも国内外で活躍。2008年4月より京都市交響楽団常任指揮者に、2014年4月からは第12代常任指揮者兼ミュージック・アドヴァイザーに就任。多忙な指揮活動と並行して、母校東京音楽大学教授としても後進の育成に情熱を注いでいる。
青柳いづみこ(ピアニスト・文筆家)
あおやぎいづみこ◎安川加壽子、ピエール・バルビゼの各氏に師事。マルセイユ音楽院首席卒業。東京藝術大学大学院博士課程修了。平成2年度文化庁芸術祭賞。演奏と執筆を両立させる希有な存在として注目を集め、これまでリリースした9枚のCDが『レコード芸術』特選盤となるほか、『翼のはえた指』で第9回吉田秀和賞、『青柳瑞穂の生涯』で第49回日本エッセストクラブ賞、『6本指のゴルトベルク』で第25回講談社エッセイ賞、『ロマンティック・ドビュッシー』で第23回ミュージックペンクラブ賞受賞。
2014年5月には『ピアニストたちの祝祭』(中央公論新社)、2014年10月には『どこまでがドビュッシー?楽譜の向こう側』(岩波書店)、2015年3月には『青柳いづみこの メルド!日記』(東京創元社)刊行。テレビ朝日『題名のない音楽会』、『ラ・フォル・ジュルネ音楽祭』等に出演。日本ショパン協会理事、ピティナ正会員、大阪音楽大学教授。
公式HP http://ondine-i.net
公式FB http://facebook.com/aoyagi.izumiko
吉原 すみれ(打楽器奏者)
よしはら すみれ◎東京藝術大学音楽学部器楽科卒業、東京藝術大学大学院音楽研究科修了。打楽器一般を有賀誠門、マリンバを高橋美智子に師事。1972年ジュネーヴ国際コンクール打楽器部門で優勝、同時に各部門のグランプリであるプリ・アメリカン賞も受ける。以後、ヨーロッパ、日本を中心にソロ活動を続ける。1977年ミュンヘン国際コンクールで1位なしの2位。以後内外でコンサート活動を行うとともに、RCA、カメラータ、ソニー、キング、フォンテック等でCDを制作している。サントリー音楽賞、芸術祭優秀賞、2002年第20回中島健蔵音楽賞、2004年朝日現代音楽賞など受賞歴多数。日本を代表する打楽器奏者として国際的に活躍している。武蔵野音楽大学教授。
中村 明一(作曲家・尺八演奏家)
なかむら あきかず◎バークリー音楽大学、ニューイングランド音楽院大学院にて作曲とジャズ理論を学ぶ。日本古来の呼吸法「密息」、「循環呼吸」、「倍音」を自在に操る。CD「虚無僧尺八の世界」シリーズにて平成11年度,17年度文化庁芸術祭レコード部門優秀賞。第19回松尾芸能賞。作曲家としても、NHK、ドイツ国営放送等より委嘱を受け、第18回文化庁舞台芸術創作奨励賞。著書に『倍音』(春秋社)他。洗足学園音楽大学大学院、桐朋学園芸術短期大学、山梨学院大学講師。日本現代音楽協会会員。明暗流・琴古流尺八以心会主宰。
船山 信子(音楽学者)
ふなやま のぶこ◎音楽学者。専門はフランス音楽と思想(18世紀中心)。東京藝術大学卒業・同大学院音楽研究科修士課程(音楽学専攻)修了。パリ第4大学音楽学研究所博士課程在籍。フランス文化芸術勲章シュヴァリエ受賞。主要著書に『ある「完全な音楽家」の肖像――マダム・ピュイグ=ロジェが日本に遺したもの』(編著)、主要論文に「フォーレの“月の光”とベルガマスク」(日本ピアノ教育連盟会報1995)など。上野学園大学学長代理・短期大学部副学長・教授、上野学園 石橋メモリアルホール館長。
木村 元(書籍編集者)
きむら げん◎上智大学卒業後、音楽之友社に入社し、200タイトルを超える音楽書籍を企画・編集。2007年アルテスパブリッシングを創業。片山杜秀『音盤考現学』『音盤博物誌』が吉田秀和賞とサントリー学芸賞、『バレンボイム音楽論』がミュージック・ペンクラブ音楽賞、『三輪眞弘音楽藝術』が芸術選奨文部科学大臣賞、椎名亮輔『デオダ・ド・セヴラック』が吉田秀和賞を受賞。11年音楽言論誌『アルテス』創刊(13年電子版に移行)。
西村 朗(作曲家)
にしむら あきら◎大阪市に生まれる。東京芸術大学卒業。同大学院修了。
日本音楽コンクール作曲部門第1位(1974)、エリザベート国際音楽コンクール作曲部門大賞(1977・ブリュッセル)、ルイジ・ダルッラピッコラ作曲賞(1977・ミラノ)、尾高賞(1988・1992・1993・2008・2011)、中島健蔵音楽賞(1990)、京都音楽賞[実践部門賞](1991)、日本現代芸術振興賞(1994)、エクソンモービル音楽賞(2001)、第3回別宮賞(2002)、第36回(2004年度)サントリー音楽賞、第47回毎日芸術賞(2005)等を受賞。この他、02年度芸術祭大賞に「アルディッティSQプレイズ西村朗「西村朗作品集5」」が、05年度芸術祭優秀賞に「メタモルフォーシス・西村朗室内交響曲」が選ばれる。 2000年よりいずみシンフォニエッタ大阪の音楽監督に就任、2003年よりNHK-FM「現代の音楽」の解説を6年間、2009年より同Eテレ「N響アワー」の司会者を3年間務め、2010年草津夏期国際音楽フェスティヴァルの音楽監督に就任。東京音楽大学教授。2013年秋、紫綬褒章を受章。
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