【実施レポ】大人のための ピアノ・ワークショップ Joy of Music 40+Vol.11 第2回-人前で演奏することをふまえた40才以上の方への公開レッスン(田崎悦子先生)

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2018/05/23
大人のための ピアノ・ワークショップ Joy of Music 40+Vol.11 第2回-人前で演奏することをふまえた40才以上の方への公開レッスン
田崎悦子
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2018年4月26日(木)カワイ表参道 パウゼにて、田崎悦子先生のセミナー「 大人のための ピアノ・ワークショップ Joy of Music 40+Vol.11 第2回-人前で演奏することをふまえた40才以上の方への公開レッスン-」が開催されました。

受講生は、2週間前と同様、粕谷真紀さん、栗田雅子さんのお二人です。 前回のレッスンを受け、どのような演奏に変化されているかを楽しみにしつつ、先ずは粕谷さんのショパン:ピアノソナタ 第3番終楽章の演奏です。 演奏が終わって、田崎先生は先ず粕谷さんの音楽が前回から大きく変わったところ、それに伴い音色も素敵になった等、素晴らしい点を聴講の皆さんと共有されました。

その上で、さらに素敵なショパンにするために、様々な角度からアドバイスがなされました。 例えば、椅子の座り方、椅子の高さから来る体の使い方、それに伴う音色の変化、また、「自分が聴こえていない音は、聴いている人にも聴こえていない」「ショパンはどの音も美しく」等、常にご自身の演奏を客観的にとらえているピアニストならではと思える名言も随所に見受けられました。

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続く、栗田雅子さんは、ショパン:バラード第2番を。 前回からの課題であったプレスト部分、キャラクターの演じ分けが出来ていて、聴いていても分かりやすい変化があって面白くなったとコメントをされた上で、こちらもさらに上級のテクニックを身につけるためのエッセンスとして、時間の使い方による音色・響きの変化、低音部の低い音は出そうとしなくても自然に出てくるので、意識的に音量を減らしてメロディとのバランスをとる等をさりげなくアドバイスされました。

今回も2回のレッスンを通して、受講されたお二人だけではなく、聴きにいらした方にとっても、その時だけではなく、今後のご自身の音楽観、練習方法、アナリーゼ、指導法等様々な分野に繋がる実りの多いレッスンだと感じました。

Rep:カワイ音楽振興会
 

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