【実施レポ】ピアノ指導者ためのポピュラー指導法 ‐おさえておきたい指導と演奏のポイント‐」(丹内真弓先生)

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2018/01/10
ピアノ指導者ためのポピュラー指導法 ‐おさえておきたい指導と演奏のポイント‐
丹内真弓
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2017年12月21日(木) 栃木県総合文化センターリハーサル室にて 丹内真弓先生をお招きして「ピアノ指導者ためのポピュラー指導法 ‐おさえておきたい指導と演奏のポイント‐」の講座を開催致しました。

♪ポピュラーのいろは
♪指導のポイント
♪使いやすいコード進行パターン
♪生徒の力量に合わせたアレンジ
という盛りだくさんで、あっという間の二時間でした

☆ポピュラーとは
・近現代曲の延長にあり、クラシック音楽にエッセンスを加えたもの。
・クラシックは様式の中で弾くが、ポピュラーは自由で良い。
・楽譜だけではわからないことが多いので原曲を聴こう。

☆学びのポイント
・ペダルー書いていないことが多いが、濁らないように耳で聴き、積極的に使う
・アーティキュレーションーうたうこと。
・ビートの扱いーリズムの感じ方(これが重要)
・良いアレンジの作品を見つけること。
先生はたくさんのおすすめ教材や教本を教えてくださいました。

☆指導のポイント
・基本の四分音符ーゴムで弾くようなイメージ(ドゥーン)取り方でリズムの感じ方が変わってしまう。 先生のピアノに合わせて四分音符を手でたたいてみる。拍でたたく時とビートを感じてたたくのとでは、明らかに違う。体の使い方まで変わってくる。
「恐るべし四分音符!」と丹内先生。 楽譜通り弾けても「何かが足りない」と思っていたのは、ビートを感じていなかったり、メロディーを良くうたってなかったのが原因だったようでした。 先生もレッスンでは、鍵ハモを使ってメロディーをうたったり、実際に声に出して抑揚をつけたり、難しいリズムは言葉を当てはめたり、上手く弾けなければテクニックの練習をしたりといろいろ工夫をしていますとのお話でした。

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☆どうしても難しいと思ってしまうコード進行。
世の中の曲は、I・IV・Vの進行でできているものがたくさんあるので、それを転回形を含めて練習すると良い。
☆アレンジ法は、音の足し算引き算ということを教えていただきました。

今まであまり勉強する機会がなかったポピュラー指導 丹内先生のお話を聞いて、明確な答えが出たようでした。 先生の演奏も素敵で、自然に体でビートを取っていました。ライブ会場にいるような感じで、ずっと聴いていたいなあと思いました。 丹内先生、ありがとうございました。

Rep:宇都宮バス研 佐伯寿子
 

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