【実施レポ】生徒たちに伝えたい 和声(コード)進行が秘める魅惑の喜び(小栗克裕先生)

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2016/10/05
生徒たちに伝えたい
和声(コード)進行が秘める魅惑の喜び
小栗 克裕
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2016年9月26日(月)沖縄メディアアートセンターにて小栗克裕先生をお招きし、「生徒たちに伝えたい 和声(コード)進行が秘める魅惑の喜び」という題で講座が開催されました。

学生時代に習った和声(つい最近・・・という訳ではないので)、頭をフル回転して思い出しながらの受講開始となりました。
長三和音からはじまり、七の和音、転回形、非和声和音、カデンツの種類の性格など、基本から丁寧に進めてくださり、バッハやベートーヴェン、モーツァルトなどの作品の中から和声進行を挙げ、それが良いから和声の本が出来ている、とおっしゃっていました。

その他借用和音やナポリの和音、反復進行にも様々な種類があり、その調の固有和音以外の和声を用いることによって幅が広がり、和声進行の豊かさを教わりました。
「この伴奏、素敵」と感じる作品は、和声(コード)が豊かだと思います。
色合いが変わり、そこから湧き出る感情もいろいろと出てくると思います。

和声を知って弾く演奏と、そうではない演奏はすぐ分かる、と小栗先生がおっしゃっていたように、和声を知り、調性を知り、どのような過程を経て曲の完結を迎えたかを知ることによって作品の世界観が広がり、それによって魅力ある演奏へと繋がるものだと感じました。

本日の講座で和声分析の仕方を教わり、これからはCDを聴く時も「ゼクエンツ!」「ナポリ!」と叫びますね。
小栗先生、楽しい2時間ありがとうございました。         

Rep:ピティナ沖縄支部 照屋 愛
 

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