【実施レポ】リトミックで学ぶブルグミュラー -リズム・表現指導のヒント-(大城 依子)

文字サイズ: |
2016/02/23
リトミックで学ぶブルグミュラー -リズム・表現指導のヒント-
大城 依子
160219ooshiro_2.jpg

2016年2月19日(金)カワイ町田店にて大城 依子先生をお招きし、「リトミックで学ぶブルグミュラー -リズム・表現指導のヒント-」という題で講座が開催されました。

南町田ドリームステーションでは昨年から勉強会で'ブルグミュラー25の練習曲'を取り上げ、演奏法や指導法を学んで参りました。さらに全く違う視点からアプローチすることで、より深くブルグミュラーを知るきっかけになればと、大城依子先生をお招きしてブルグミュラーを使ったリトミックを教えていただきました。

リトミックとは?というところから導入していただき、ご自身がヨーロッパやアメリカで学んで来られた背景やリトミック事情なども交えてお話いただきました。 まずは手拍子に合わせて即興演奏をし、ビート感を高めていくことからスタートし、レッスン1では「アベ・マリア」に合わせて、手で動きをつけながら即時反応と音価の違いを体感しました。レッスン2ではフレージングと和声リズムの関係をベートーヴェンのピアノソナタや「子どもの集会」を使って教えていただきました。受講者を2グループに分けて動きを変えるなど、幼児クラスや教室のイベントなどでも使える方法をご紹介くださいました。
レッスン3では「アラベスク」を使って音の方向を聴き取り、それに合わせて動いたり、レッスン4では音の高さを判別し、「牧歌」に合わせて手拍子したり、ソルフェージュでも使える内容を教えていただきました。レッスン5ではよく知られている唱歌が「清い流れ」の伴奏で歌えてしまったり、新しい発見がたくさんありました。レッスン6では12拍子の拍に言葉にあてはめてリズムを打ったり、受講者が輪になって1本の縄を持ち、自分の誕生月の拍で即興的に動くというゲーム感覚のリトミックを体験しました。

160219oochiro_2.jpg

そのほかにもフレージングに合わせて粘土になった人を彫刻したり、スキップとギャロップの違いを見せていただいたり、大城先生のアイディアの詰まったとても内容の濃い2時間でした。 'よく聴いて''瞬間的に判断し''反応し表現する'ということを繰り返し、集中力の持続が大変でしたが、受講者の皆様には笑いが絶えず、からだを動かすことの楽しさを十二分に感じたセミナーでした。 セミナー後は、とにかく素晴らしかった!すぐにレッスンで実践してみました!イベントでぜひ使ってみたいです!とにかく楽しかった!また是非続編をお願いします!という参加者の皆様からの声をたくさんお寄せいただきました。

南町田ドリームステーションでは今後も皆様に喜んでいただけるセミナーを開催していきたいと思います。大城先生、本当にありがとうございました。

 

【GoogleAdsense】
ホーム > ピアノセミナー > ニュース > 02レポート> 【実施レポ】リトミッ...