【実施レポ】楽しみながら実力をつける効果的なレッスン・アイディア(大村典子先生)

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2015/12/10
楽しみながら実力をつける効果的なレッスン・アイディア~大村典子 ファ ミリー連弾ベスト・セレクションを使って
大村典子

11/6(金)に大村典子先生をお迎えし、ピアノセミナー「楽しみながら実力をつける効果的なレッスン・アイディア~大村典子ファミリー連弾ベスト・セレクションを使って」を沼津文化センター、大会議室にて開催いたしました。大村先生の「大村典子ピアノピースセレクション」、「大村典子ファミリー連弾集」は絶版になった今も絶大なる人気を誇る楽譜。
「ファミリー連弾集」が発売されて21年の今年7月、6冊のこの楽譜から選りすぐりの曲をまとめた「大村典子ファミリー連弾ベストセレクション」が発売になり、今回のセミナーはこの楽譜を中心に行われました。この楽譜、実は冒頭に先生からの「ファミリー連弾を成功に導く7か条」、「効果的なレッスン・アイディアベスト7」というものが書かれています。

これについて先生より、さらにわかりやすくご説明があり、この楽譜の使い方が大変よくわかりました。
①楽譜には何パートもある曲でも、まずメロディーパートと伴奏パートの2パートの連弾。
②メロディーパートは両手オクターブの場合、難しかったら片方だけにするかもう一人増やし左右をそれぞれ1人ずつの2パートに分 ける。
③片手3人による3手連弾の曲を片手パート2つを1つにまとめて、2人で連弾で楽しむこともできる。
など楽譜そのまま使うだけではなく、先生が生徒さんの技量をみて楽譜の使い方を工夫することもできる。
また、
・指1本での参加できるリズムパートでピアノが弾けない人も参加。弾く場所がわからなくなってしまう人には鍵盤にシールを貼る、隣でここを弾くだけと示すなどして安心感を与える。
・ピアノを習っている子どもや孫などをリーダー、先生とし家族で楽しむ。(子どもは大の大人から『先生』と呼ばれ、得意げになる。)
・伴奏パートを派手にして盛り上げる。(あまりピアノが弾けない人でも伴奏が豪華だと弾けた気分になる、聴いている人には凄く立派に弾けているように聴こえる。)
など、ピアノ初心者、未経験者が楽しく参加できるように、安心感をあたえる材料、楽しめるようにすること、そしてピアノ経験者が 楽しさが倍増する要素を盛り込むことが大切であることなど、連弾を、ピアノを、音楽を楽しめる要素たくさんの楽譜、アレンジであることを改めて痛感させられました。

また、CDやスマートフォンによる音源と一緒に練習すると、豪華な伴奏に合わせて弾くことができ、自分1人でも、また先生と2人でも ゴージャスなオーケストラ伴奏に合わせて弾くことができ、モチベーションがあがるので、それらを大いに活用することも勧めていらっしゃいました。実際、今回のセミナーでもピアノがあまり弾けない楽器店男性スタッフやメーカーさんの方が体験し、会場を沸かせま し た。

後半は先生のファミリー連弾発表会の様子をDVDで鑑賞。全国からファミリー連弾に参加した多くのご家族、お仲間の楽しいステージの 様子、素敵な演奏からこの楽譜の、そして大村先生の音楽に対するお考え、「音楽の喜び」を目の当たりにすることができました。またた くさんの演奏を聴き、この楽譜のアレンジの素晴らしさを改めて実感し、是非活用して、多くの方に楽しんでもらえたらと思いまし た。ま た、終始、先生の楽しいお話、明るいおしゃべりがずっと続き、会場中が笑顔だったのが印象的であり、先生のお人柄の素晴らしさが覗え る、楽しいセミナーでした。

Rep:静岡東部支部事務局 川口千恵

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