【実施レポ】保科陽子先生 生徒募集 成功チラシ 10のツボ 大公開

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2014/05/20
  
保科 陽子先生
生徒募集 成功チラシ 10のツボ 大公開
【ムジカノーヴァ タイアップセミナー】
文・写真・動画:緒方ヤヨイ(ピアノ講師・「うたとピアノの教室オーバル」主宰)

会場:日暮里サニーホール

 ピアノレッスンの現場にコーチングを取り入れる「コーチングレッスン」の連続セミナーを、全国的に展開している保科 陽子先生。
 今回のセミナーは、ムジカノーヴァ誌に掲載された保科先生自身による記事とタイアップしたもの。生徒募集に悩む先生方のために、チラシ作成時のコツを10の項目に分け、講義とワークによって、順に取り組んでいく。
 項目のいくつかは、音楽ライターとして活躍中の山本 美芽先生が担当。
 コラボレーションによって事例も豊富になり、説得力の強い内容となった。

●どんな教室にしたいか

 指導プランにも、教室運営にも、共通して言えることだが、世の中には情報が氾濫していて全てが良いように思えてしまい、どのように歩んでいきたいのか、見失うことがある。
そんな時、何を頼りに道を決めていけば良いのだろう?
「せっかく人数が集まっても、こんなつもりじゃなかった、とならないように、ゴールを明確化!」
保科先生がこぶしを握り、熱を込めて語りかけた。
自分にとって大事なことは、自分にしかわからない。話す役目・聴く役目を交代しながら、教室の方向性を探るグループワークでは、時間が足りないように感じるほど、会場中が没頭していた。

●とらえ方を裏返す

自分の"素晴らしいところ""誇れるところ"を人に伝えるのは大変だけれど、"至らないところ""欠けているところ"なら簡単。そうお感じになるだろうか?
「物事には二面性があります」
山本先生の言葉である。つまり、どんなに欠点を述べたとしても、反対側からとらえ直せば、美点になるのだ。
例えば"自信がありません"と、"謙虚な方です"。生徒や保護者の立場でイメージしてみたとき、教室に興味を持ちやすいのはどちらの表現だろうか。
この項目は、山本先生の専門分野。次々と繰り出される言葉のマジックに、会場には笑い声が響き、グループワークも盛り上がった。

●簡単にあきらめず、行動し続ける

 セミナーが進むにつれ、チラシを作成していくための材料が、自分の言葉で揃っていく。
 「チラシは教室の営業マン。営業マンには働いてもらわないと!」
 保科先生が再び力説した。どんなにチラシの出来が良くても、手元に置いておくだけでは生徒は集まらない。始めてすぐに成果を得られるとは限らないが、学んだことを形にして、受け取りやすい形で伝え続けていれば、いつか必要としている方々に届く。
 自分のことを表に出すのは勇気が要るが、同じことを学び、共通の意識を持った上で、気持ちを分かち合える仲間の存在は大きい。
 手を合わせ、お互いを讃える受講者たちの表情には、意欲の高さがあふれ出ていた。

緒方ヤヨイ
ピアノ講師。東京都大田区にて「うたピアノの教室オーバル」主宰。武蔵野音楽大学音楽学部声楽科卒業。神須美子、田口久仁子の両氏に師事。大手ゲームメーカーのサウンド部門に勤務、BGMの作曲や、効果音、音声データなどを担当、サウンドドラックCDをリリース。2003年よりピアノ教室を開設、指導にあたる。現在、後田 丞子氏にピアノを師事。全日本ピアノ指導者協会(ピティナ)指導会員。ヤマハPEN会員。コーチングレッスン・セミナー全級修了。NPO法人 日本スクールコーチ協会 正会員。ブログ[楕円は踊る♪]
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