【実施レポ】<即読譜奏>のすすめ (池川礼子先生)

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2011/10/07

blog110926nagoya_ikegawa.jpg2011年9月26日(月)、日響楽器池下店2Fホールにて、
池川 礼子先生によるセミナー『〈即読譜奏〉のすすめ
- 読譜が得意になればピアノは楽しい- 』
が行われました。
読譜の苦手な生徒に悩みを抱えている先生は少なくないと思います。当日は81名もの熱心な先生方が参加されました。
 
〈即読譜奏〉とは、池川先生御自身が考案された読譜法。
楽譜をすらすら読めるようになることで、音楽的内容も
深く読むことをめざしたいとの考えから開発されたそうです。
 
 先生は、メロディーの約90%は1度から3度の音程でできているということを、ソナチネアルバム
の多くの曲で調査しまとめられていました。そこから考えると、隣り合った2つの音程と
その指使いを素早く判断できるようになればメロディーラインをすぐ弾けるようになるので、
音符1つ1つではなく、モチーフやフレーズのまとまりで読んでいくことが譜読みを簡単に
することになるということに着目されました。
 その視点から、音・リズム・指番号・調号・音程の5種類のカードを、時間を計って数多くこなす
方法で効果を上げておられるそうで、そのアイデアに目と耳が釘付けになりました。
一方、残りの10%の部分に、曲の大事なところが含まれていることが多いので、そこを考えて
弾くと音楽的な演奏につながるというお話しもなるほどと思いました。
 また、表現に結びつけるためのイメージの持ち方や国語能力の必要性などのお話しから、
教える立場の自らも幅広い勉強をしなければと、あらためて感じました。
池川先生のピアノ指導に対する熱い思いに圧倒された2時間でした。
 
 次回10月24日(月)10時から、日響楽器池下店2Fホールにて、江崎光世先生の
『音楽を子育てに-子どもの豊かな成長のために』と題したセミナーが行われます。
親学についてのお話しが聞けるとのことで、楽しみです。
 
(Rep:ピティナ名古屋支部 赤松 佳容子

 

 

 


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