【実施レポ】2009コンペ課題曲公開レッスンIN心斎橋(秋山徹也先生)

文字サイズ: |
2009/04/03

blog_090403shinsaibashi_aki.jpg4月3日(金)ヤマハミュージック大阪 心斎橋店4Fサロンにて、秋山徹也先生をお迎えして「2009PTNA課題曲公開レッスン-アナリーゼを生かして、良い演奏をしよう!-」を開催させて頂きました。

秋山徹也先生には2008.10月11月と2009.2月に"アナリーゼして教えよう"PART1-3 をお願いし、聴講の先生方から苦手なアナリーゼがとても丁寧でわかりやすかったと大好評でした。

今回と6月12日(金)は課題曲公開レッスンでお願い致しました。出演する生徒さんが事前にアナリーゼしたものを秋山先生に添削して頂き、その楽譜をもとに演奏できているかレッスンして頂きました。

今年の課題曲公開レッスンでは一番早い時期でしたが6名の生徒さんも1ヶ月でよく弾かれていました。聴講された方は岡山や愛知県の豊橋、春日井、遠くは千葉から65名の先生、コンペに出る生徒さんとお母様方でした。

公開レッスンは
【B級】 ハチャトリアン・小さな歌 / ヘンデル・アリア / ハスリンガー・ソナチネ /

【A1級】 カバレフスキー・小さい歌

【C級】 ハイドン・ソナタ / ベートーヴェン・ソナタ  で、

質問コーナーでレッスン以外のリクエスト曲も教えて頂き、フォーレ・即興曲は先生が素敵な音色で弾いて下さいました。

アナリーゼレッスンでは一例をあげますと

♪ A1級カバレフスキー 小さい歌
 わびしさを出せる人向きの曲。クライマックスの部分では、大きな音量で表現することができないので、全休止を大事にしつつ、静かな音で深くこころをこめて演奏できるとよい。

♪ B級ハチャトゥリアン 小さな歌 
叙情的に心をこめて弾く。和音の変化が多い曲ですが和音が変わった1つめはとても大事に、たとえば4小節目4度調の5度的ニュアンスを有する和音では色合いを変えてほろっとさせる、8小節、16小節の和音の縮節は心をこめてラインを大事にしながらテヌートで弾くとよい。

♪ B級ハスリンガー ソナチネ
元気いっぱいの演奏の男の子には大変似合った、5度-1度の進行による軽快なスタッカート主体の曲。転回形の5度-1度の進行では大きなフレーズを設定せずに、基本形同士の5度-1度の進行で大きなフレーズをつくるとよい。調変化の多い中間部分では、G:5→1 e:5→1 D:5→1などで、音色などの表現を変えるとよい。

 などと、秋山先生ならではの、アナリーゼと演奏を結びつけられて、まるで数学の授業をされているように、すらすらとリズミカルにお話下さいました。

★レッスンを受けた小2-小5の生徒さんは、みんな真剣に秋山先生のお話に耳を傾け、自分の音色が変わったのを実感できて、思わずにっこりの生徒さん、ますますやる気が出てきた生徒さんを目の当たりにして、千葉から4時半起きで来られた先生や愛知から初めて来られた先生も遠くか来た甲斐がありました、次回も聴講したいと喜ばれていました。
先生有難うございました。

(Rep:ピティナピアニッシモステーション 後藤幸子先生)


【GoogleAdsense】
ホーム > ピアノセミナー > ニュース > 02レポート> 【実施レポ】2009...