【実施レポ】ブルグミューラー25の練習曲の分析 - トレーニング・オブ・アナリーゼ PART2 - 1/22逗子・鵜崎庚一先生

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2008/02/15

blog080122zushi.jpg12月より、鵜崎庚一先生をお迎えして「ブルグミューラー25の練習曲の分析」 というテーマでセミナーを開催しています。
2回のセミナーを受けて、「ブルグミューラー25」がいかに創意と工夫にあふれた曲集か、ということを再認識しました。ともすれば理論が一人歩きしがちな分析を演奏にどう生かすか、についてたくさんのアイディアを教えていただきました。とくに、骨格となる音を探してアナリーゼしていく方法は、生徒に効率的で音楽的な練習を提示でき、即指導に活かせます。解説と実演を交互にしてくださり、クラシックからジャズ・ポップスに至るまで、そのジャンルの広さには驚かされました。先生の指から奏でられるピアノの音は、「フランスの薫りがする」とメンバーの先生が評するほど美しく、なんとも贅沢なひとときを味わえました。ブルグミューラー25を通して、音楽の源流をたどるセミナーという実感をもちました。

セミナーに参加してくださった先生方の声を紹介します。

♪借用和音を含め、和声学の勉強をしたいと思っております。音楽の骨格からの大切なお話と実演で、今までの自分の解釈の浅さを実感いたしました。借用和音のお話、転調のお話も含まれており、大変勉強になりました。

♪メロディーの中で骨格をなす音と"かざり"になる音を聞き分けて、美しさに気づいた演奏・練習に導きたいと思いました。鵜崎先生のように、倚音の美しさを、いろいろな響きで生徒達に提供できるといいなー、と思いました。

♪先生のお話は、たとえ話を含み、とてもわかりやすいものでした。ブルグミューラーのシンプルな曲が、一音たりとも無意識に弾けない素晴らしい曲となって迫ってきたようです。

♪"楽譜を読む"ということによって、音の感じ方がかわり、表現力が変わってくるという実感を、多くの生徒に伝えていきたい、又いくべきだ、と感じています。一方的に伝えるだけではなく、生徒に実感させることは難しい点もある中、左手+メロディーを和音構成音(骨格)だけにして聴き比べさせるのも、面白いと思いました。

よこすかステーションの小さな企画が、指導者そして生徒の皆様に大きな収穫となることを願っています。ひとりでも多くの先生方と有意義な時間を享有したいとおもいます。 ご参加をお待ちしています。
(Rep:伊勢田宏子先生/よこすかステーション

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