【実施レポ】ロシアンピアノ奏法に基づく合理的な練習方法 - 初級編 - 2/7京都・松田紗依先生

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2008/02/14

blog_080207kyouto.jpg凍てつくような寒さの2月7日、京都駅に隣接しているメルパルク京都7階、第2スタジオにて京都支部の松田 紗依先生による「ロシアンピアノ奏法に基づく合理的な練習方法 - 初級編 - 」のセミナーが開催された。このセミナーは昨年5月に総括的なセミナー開催後「是非シリーズ化を!」というリクエストに答えて11/28にまず導入編が開催され、その続編である。
まず前回のセミナーの復習から。ボードに書かれた図を使って手の構造の話。そして音の出し方へ。一本の指で一音から、2音、3音へ。「小さい子は手のひらの方から先生の手を入れて支えてあげて」「レガートの説明は音符をくっつけて書いた絵で説明する」などレッスンですぐに使えそうなヒントがいっぱい。そして初級編へ。今回は、「弾きやすい8分音符、16分音符の指導法」「リズムよく弾くためのコツ」「1の指の使い方」「重音のメロディラインの出し方」「4と5の指を使うレガート奏」など大事なテーマが盛り沢山!一つ一つのテーマを松田先生オリジナルのメソードからの譜例を使って受講者が演奏し、松田先生が説明してゆく。皆、先生の手やタッチを良く見ようと立ったり移動して真剣な眼差しで見つめる。ブルグミュラーの練習方法などもありすぐにでもレッスンに使えそう。「レッスンでは、あれもこれもと欲張らないで、何か一つのテーマが出来たら いっぱい褒めてあげてくださいね」など先生の温かいお人柄が伝わるセミナーだった。
 セミナー終了後、希望者はピアノでタッチを体感できるという嬉しいおまけ付き。一本指でオクターブ上の音の交互奏を見て頂く。「もっと力を抜いて」「1の指が鍵盤から落ちないで」「腰を意識して」など先程の受講者が言われていたことと同じようなことを指摘していただく。なかなか難しい。お話を聞くのと体験するのは全く違う。これは生徒にいかに伝えるかという前にまず指導者がレッスンで生かし理解することが大事であると痛感した。アンケートでは「前回の講座で得たことをレッスンで生かしてみたら生徒が変わってきた!」「実際に体験してみてわかった」「奥が深い。もっともっと聞いてみたい」「次回も必ず参加したい」という声も。松田先生、引き続き宜しくお願いします!
(Rep:京都支部/白井 和子先生)


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