【実施レポ】Miyoshiピアノ・メソード指導法講座「ひびき、重力奏法と脱力への道へ」 - 1/17大阪・杉浦日出夫先生

文字サイズ: |
2008/02/11

blog_080117oosakajyou.jpg大阪城ステーションでは、1月17日、プチ・エルにおいてMiyoshiNet会長の杉浦日出夫先生によるMiyoshiピアノメソード1・2巻を中心に「ひびき、重力奏法と脱力への道へ」というテーマでセミナーを行いました。
(1)音楽的な生徒を育てるために●導入期の難しさ...この時期の指導がその後の音楽人生を決める ●ロシアの導入期の指導法 ●導入期のピアニストたち...グレン・グールドやヴァン・クライヴァーンはどう育ったか。 ●Miyoshiピアノ・メソードでは音楽の三要素をふまえて、音楽を感じ、反応させ楽しんで、作曲する、ピアノで歌う、安定したテンポを感じ、リズムに乗る、調性・和声を感じる、音の方向を感じる、イメージを感じるなどを通じて創造性豊かな子どもの育成。
(2)音を創る基礎は奏法、打鍵のスピード、指先の定着 ●重力奏法(自然奏法)それによる脱力 それには身体と心がリラックスしていなければならない、それには 1)呼吸 2)体操 3)姿勢
ここからMiyoshiメソード第一巻より P12 複式深呼吸を皆でやる P16の体操 P19の姿勢
そして重力奏法と響きのメソードに入りました。大切なのは頭⇒手⇒音⇒耳⇒頭という回路がうまく出来ていないと、クールな演奏しか出来なくなるようである。良く弾ける人に意外と多い、練習のし過ぎから来ることもある。まずは響きを聴く⇒響を聴き通すことから、等などとても充実したセミナーでした。
杉浦先生といえば優秀な生徒さんをたくさん世に送り出されている方ですが、長い指導者活動をされている中で、ご自分の指導法を改良を重ねるための幅広く奥深い研究と努力をされていることが伝わって、受講者一同に大きな説得力を与えられた素晴らしい講座でした。また現在でも幼児の指導法を特別に研究中とのこと。机上の理論ではなく実際の現場での体験が、今日の杉浦先生となっておられることと感じ、本当に指導者の鏡です。
受講者にチラシを出したのが遅くて心配いたしましたが、前日夜までFAXでの申込みがあり遠方からこられた方も何人かありました。そして「本当に今日は良いお話が聴けてよかったです」との声が数多く聞けました。今回一度だけのつもりでいらした方が全五回の予約をして帰られた方もいらっしゃいました。

このMiyoshiピアノ・メソードのセミナーは今年で2回目となります。第一回は昨年の1 - 5月までMiyoshiNet副会長の武田真理先生で全五回1巻 - 8巻まで行い大好評でした。今年も1月 - 5月まで杉浦先生とピアニストでMiyoshiNet運営委員、桐朋学園大学非常勤講師の楠原祥子先生と交互に来ていただけることになりました。同じMiyoshiメソードも目的は同じでもアプローチの仕方や工夫の仕方がそれぞれにおありで、武田先生の講座と重ねてゆくとさらにMiyoshiメソードが理解できるのではないかと思います。当分の間大阪城ステーションではMiyoshiメソードのセミナーを中心にいたします。是非多くの方のご参加をお待ちしております。

【今後の予定】
2月21日(木)第3、4巻「けんばんは続くよ、どこまでも!」楠原祥子先生
3月18日(火)第5巻「歌って弾くための基礎は」杉浦日出夫先生
4月14日(月)第7、8巻「三善晃 その響きの森の奥深く」楠原祥子先生
5月12日(月)第6巻「リズムとハーモニーを追って」杉浦日出夫先生

場所:プチ・エル(大阪市中央区北浜東3-14地下鉄谷町線・京阪電鉄「天満橋」駅から西へ300m)
お問い合わせ・お申込み:中田元子(ピティナ大阪城ステーション)TEL:06-6351-4322 FAX:06-6351-4324
(Rep:中田元子先生/ピティナ大阪城ステーション


【GoogleAdsense】
ホーム > ピアノセミナー > ニュース > 02レポート> 【実施レポ】Miyo...