読み物・連載

情報追記「19世紀のノクターン -ロマン派音楽の根底に流れるもの-」 

2010/05/21
ピアノ大陸ヨーロッパ 表紙
『ピアノ大陸ヨーロッパ』刊行記念セミナー 19世紀のノクターン

※6月11日追記
6月27日の開催に向けて、セミナーで扱う曲目など、詳細の内容が定まりつつあります。当日は西原先生による音楽史のエピソード紹介や楽曲分析に加え、根津理恵子さんによる実演を交えて、ノクターン、ひいてはロマン派特有の美的センスを知ることで、大いに、演奏や聴取の参考となります。

現在予約受付中。皆さまのご参加をお待ちしております。なお、本セミナーは書籍「ピアノ大陸ヨーロッパ」の出版記念で企画されたイベントですが、当日の内容を理解するのに、書籍のご購入が必要というものではありません。セミナーのみで十分お楽しみ頂けます。

■セミナー中で(楽曲分析、抜粋実演、あるいはCD試聴などで)扱う予定の作品  ハイドン/ピアノソナタ第23番、モーツァルト/ピアノ協奏曲第21番/フンメル/ピアノソナタ第5番、ハイドン/ピアノソナタ第50番、ベートーヴェン/「月光」、フィールド/ピアノ協奏曲第2番、フィールド/ノクターン第6番、グリンカ/ノクターン「別れ」、バラキレフ/ノクターン第1番、ボロディン/「小組曲」より第6曲「ノクターン」、チャイコフスキー/「6つの小品」作品19-4「ノクターン」、フォーレ/ノクターン第1番・第6番・第13番、サティ「ノクチュルン」より、プーランク/ノクターン、ショパン/ノクターン


西原稔先生によるレクチャーと、ピアニストの根津理恵子さんの演奏、お二人のトークを交えたセミナーを開催します。ロマン派音楽を象徴する「ノクターン」とは、どのような音楽ジャンルなのか。
音楽的、歴史的な側面からその実像に迫ります。

このセミナーは、ピティナのホームページで好評連載されていた西原稔先生執筆による「ピアノの19世紀」の書籍版「ピアノ大陸ヨーロッパ」の刊行を記念して計画されたものです。事前、あるいは当日に、書籍をご購入いただけます(セミナーのテキストというわけではありません)。

~セミナー内容~
◆時代を象徴する音楽
◆ノクターン文化の始まり
◆遅いテンポの美学
◆ノクターンの表現語法
◆表現に欠かせない「ペダル」の美学
◆鍵盤楽器で「歌う」とは

⇒お申込みはこちら

 レクチャー:西原稔先生
レクチャー:西原稔先生
山形県生まれ。東京藝術大学大学院博士課程満期退学。現在、桐朋学園大学音楽学部教授。18,19世紀を主対象に音楽社会史や音楽思想史を専攻。「音楽家の社会史」、「聖なるイメージの音楽」(以上、音楽之友社)、「ピアノの誕生」(講談社)、「楽聖ベートーヴェンの誕生」(平凡社)、「クラシック名曲を生んだ恋物語」(講談社)、「音楽史ほんとうの話」、「ブラームス」(音楽の友社)などの著書のほかに、共著・共編で「ベートーヴェン事典」(東京書籍)、翻訳で「魔笛とウィーン」(平凡社)、監訳・共訳で「ルル」、「金色のソナタ」(以上、音楽の友社)「オペラ事典」、「ベートーヴェン事典」(以上、平凡社)などがある。
演奏:根津理恵子さん
演奏:根津理恵子さん
東京藝術大学卒業後、ポーランド政府給費留学生としてビドゴシチ音楽アカデミー研究科修了。
現在、ポーランドを拠点にヨーロッパ各地で演奏活動を展開。2005年、第15回ショパン国際ピアノコンクールにおいてファイナリスト名誉表彰を受ける。2007年、伝統ある「第24回ヴァルデモサ・ショパンフェスティバル(マヨルカ島)」、および2009年、国際連合欧州本部(ジュネーヴ)に、日本人ピアニストとして初めて招待を受け、ソロ・リサイタル開催。またパリやヨーロッパ各地の「ショパン・フェスティバル」に出演。「繊細な美音」「聴衆を圧倒的な熱狂へを導く才能」との賞賛を得ている。

日時 2010年6月27日(日)14:00-16:00
会場 <東音>ホール地図
受講料 セミナー受講料:一般3,500円(会員3,000円)
※6月16日(水)までは書籍の同時購入も受け付けております。この場合は受講料と併せて一般5,000円(会員4,500円)となります。アルテスパブリッシングより書籍をお送りします。
お申込み ⇒お申し込みはこちら
お問合せ PTNA本部事務局 担当:実方(ジツカタ)
TEL:03-3944-1583 FAX:03-3944-8838

主催:社団法人 全日本ピアノ指導者協会 メディア委員会


ピティナ編集部
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