マズルカを味わう

20歳で祖国ポーランドを離れたショパンが、生涯にわたって作曲した民族舞踊の音楽、マズルカ。この度、その全58曲を演奏録音するという貴重な機会をいただくことになりました。
各曲に凝縮されたショパンの音楽への情熱、祖国に対する誇り、音に込められた喜び、憂い・・・演奏者としてそれらを受け止め、音にできる瞬間が少しでも多く持てるよう願いながら、彼のエッセイとも呼べるマズルカに時間をかけて向き合っていきたいと思います。
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佐藤 展子(さとうのりこ)

東京音楽大学付属高校、同大学ピアノ演奏家コースを経て、2002年同大学院修士課程修了。在学中、特待生奨学金を得る。1997年モーツァルテウム音楽院サマーアカデミーに奨学金を得て参加、A.ヤシンスキ氏に師事。2000年卒業演奏会、讀賣新人演奏会に出演。ロンドン英国王立音楽院に奨学金を得て短期留学。2001年第25回ピティナ・ピアノコンペティション特級金賞グランプリ受賞。2002年日本フィルハーモニー交響楽団と共演。2004年、2005年アンサンブル信州in宮田と共演。これまでにヤマハ銀座店、越谷にてリサイタル開催。ピアノを神野明、加藤一郎、加藤恭子、播本三恵子、倉沢仁子、C.ベンソン各氏、室内楽を土田英介、迫昭嘉各氏に師事。現在、東京音楽大学ピアノ科助手。ピティナ主催「学校クラスコンサート」、ヤマハ主催「ピアノ名曲コンサート」で活躍中。