ハイドンの世界

いま思い返してみると、私がピアノを始めたときから、ハイドンは私の隣にそっといてくれたような気がします。6歳のころ、初めてハイドンを弾いた時、幼いながらもハイドンの音楽に感動したのを今でも覚えています。今までたくさんの曲を弾いてきましたが、ハイドンはいつも私の心の中を明るく照らし続け、希望を与え続けてくれる、太陽のような存在でした。  今回、再来年のハイドン没後200年へ向けて、ハイドンのピアノ曲を全曲録音していく機会にめぐまれました。ハイドンの、あたたかく、しあわせな音楽をたくさんの方に届けられるよう、そしてこの世に素晴らしい曲を遺してくれたハイドンに感謝の気持ちを込めて弾いていきたいと思っています。今のところ隔週の連載で、毎回1曲以上のピアノ曲の音源と、その曲やハイドンに関するひとことメモを書いていく予定です。  現在、装飾音や反復記号、テンポ設定など様々な解釈がなされているハイドンの音楽ですが、ここでは私が感じたままの演奏を、ピアノで表現していこうと思っています。この連載で、みなさまに少しでもハイドンに興味を持って頂けたら、とても嬉しいです。
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前山 仁美(まえやまひとみ)

1987年3月22日生まれ。
1996年 ピティナ・ピアノコンペティションB級奨励賞。1998年 第15回教育連盟ピアノオーディションA部門入賞、同入賞者演奏会出演。2000年 ピティナ・ピアノコンペティションD級銅賞。2001年 第17回かながわ音楽コンクールユースピアノ部門中学生の部第1位、総合第2位、神奈川新聞社社長賞受賞。トップコンサートにて神奈川フィルハーモニー管弦楽団と共演。2003年 第1回カワイ主催ロシアン・ピアノスクール in 東京受講、受講生選抜公開演奏会出演。2004年 第5回ショパン国際ピアノコンクール in Asia、アジア大会奨励賞。第9回浜松国際ピアノアカデミー受講。ピティナ・ピアノコンペティションG級金賞、併せて東京都知事賞、讀賣新聞社賞、ヒノキ賞、王子賞、洗足学園前田賞受賞。第2回カワイ主催ロシアン・ピアノスクール in 東京受講、受講生選抜公開演奏会出演。2005年 フランスのMoulin d'Andeにて行われたマスタークラス受講。アメリカにて行われたジーナ・バックアゥワー国際ピアノコンペティションYoung Artist部門第6位。第3回カワイ主催ロシアン・ピアノスクール in 東京受講、受講生選抜公開演奏会出演。
2006年 ピティナ・ピアノコンペティション特級グランプリ、聴衆賞受賞。併せて文部科学大臣賞、讀賣新聞社賞、ミキモト賞、王子賞、三菱鉛筆賞受賞。

幼少の頃より現在に至るまで江口文子氏に師事。モスクワ音楽院にて、パーヴェル・ネルセシアン教授に師事。これまでに、佐藤俊、日比谷友妃子の各氏に師事。

ハイドンの世界:http://j-haydn.blogspot.jp/