ショパンの《前奏曲集 作品28》の<第20番 ハ短調>を主題としており、そこに22の変奏が続く。尚、初版の楽譜には、第7、10、12変奏を演奏者の任意により省略してよいと書かれている。更に、曲を締めくくる「プレスト」の部分を省略し、その代わりにこの作品の主調であるハ短調の主和音を弾いて曲を終えても良いとされている。この作品には、これらのコメントを反映させた、言わば《ソナタ 第2番》で行われた改訂版は出版されていない。≪続きを読む≫
コンサート情報
◆9月27日(土) 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団 第38回 ティアラこうとう定期演奏会
演奏
ピアノ:浦山瑠衣(2013特級グランプリ)
1988年生まれ。北海道出身。私立旭川藤女子高等学校を経て、2011年、京都市立芸術大学音楽学部ピアノ専攻を京都音楽協会賞を受賞して卒業。在学中、定期演奏会のソリストに抜擢され大学オーケストラと共演。大学卒業後、渡米。現在、ボストン音楽院修士課程に授業料全額免除の奨学金と、演奏活動のための助成金を学校より授与され留学中。2004年、第58回全日本学生音楽コンクール北海道大会高校生の部第1位。2005年、ピティナ・ピアノコンペティションG級ベスト4賞、2006年同コンペティション特級ファイナリスト。2007年、2012年ペルージャ音楽祭(イタリア)参加。2012年、ショパン国際コンクール(アメリカ・ハートフォード)第2位。これまでに東京ニューシティ管弦楽団、リスト音楽院オーケストラ、ペルージャ管弦楽団、京都市立芸術大学管弦楽団と共演。 室内楽では2011年"JEMUR Piano Trio"を結成しピアノトリオとして多くのリサイタルをこなし、アメリカ国内は元よりイタリア、リトアニア、アルバニア等ヨーロッパ各地でも積極的に演奏活動を行っている。2013年、第37回ピティナ・ピアノコンペティション特級グランプリ、併せて文部科学大臣賞、王子ホール賞、東京シティフィル賞、読売新聞社賞の各賞を受賞。これまでにピアノを、川口富貴子、米澤緑夏、北島公彦、上野真、マイケル・ルーイン、室内楽をライラ・ブラウン、ロンダ・ライダー、マイケル・ルーイン各氏に師事。
2014年7月、明治安田クオリティオブライフ文化財団より奨学金を授与される
2014年6月、アメリカ、マサチューセッツ州で活躍する芸術家に贈られる「St. Botolph Club Emerging Artist Grant」を受賞
2013年12月、アメリカ東海岸エリアで活躍する芸術家に贈られる「Arthur W Foote Award」にノミネートされる