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【クイズ:初期の電子鍵盤楽器―オンド・マルトノ】
掲載日:2013年6月29日

20世紀前半、電子楽器の制作者たちの関心は、2つの楽器の音色を合体させて新しい音色を生み出すことにありました。クラリネットとヴァイオリンの音色を合体させたクラヴィオリン(1947年、フランス)、尺八とフルートをミックスした形のオークラウロ(1935年、日本)など、今ではもうほとんど使われなくなった楽器が、ポピュラー音楽の分野を中心に流行していました。これに対して、メシアンやジョリヴェなどクラシック音楽の作曲家が好んだ電子楽器に、オンド・マルトノ(1928年、フランス)があります。

 オンド・マルトノは、鍵盤楽器と弦楽器両方の特性をあわせ持つ電子楽器です。鍵盤で演奏できるのはもちろんのこと、その手前に張られた糸に付いているリングに指を通し、グリッサンドや微妙な音程を作り出すことができます。また、スピーカーの組み合わせでさまざまな音色を作ることができ、天使の声のように透き通った音、おどろおどろしい音など実に多彩ですが、どの音色もオンド・マルトノ特有の温かみをもっています。

 日本では、小澤征爾とも共演しているベテランの原田節さん、オンド・マルトノの演奏と研究で博士号を取得した大矢素子さんなど、数人の演奏家が活躍しています。さて、このオンド・マルトノ、かつて昭和の日本で行われたある国民的な行事の際に演奏され、その模様はテレビでも放送されたそうです。この国民的なイベントは、次の3つのうちどれでしょうか。(平野)

①東京オリンピック開会式(1964年)
②皇太子殿下・美智子さまご成婚(1959年)
③大阪万博開会式(1970年)



Youtubeで検索: [Onde martenot]
写真:Wikipediaより転載
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