掲載日 | 級名 | お名前 |
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2016/01/29 | 2台ピアノ中級 | 古内 里英さん&古内 真衣さん |
姉妹で力を合わせて 2人で努力を続けたい
ふるうちりえ◎1998年生まれ。5歳より加藤智子先生に師事。ピティナ・ピアノコンペティション全国決勝大会にて、ソロ部門において2009年C級入選、2013年E級入選。デュオ部門において2008年〜2011年にかけて初級A、初級B、中級各級で奨励賞、2013年2台ピアノ中級入選、2014年連弾上級銀賞、2015年2台ピアノ中級第1位受賞。 ふるうちまい◎2000年生まれ。4歳より加藤智子先生に師事。ピティナ・ピアノコンペティション全国決勝大会にて、ソロ部門において2011年C級入選。デュオ部門において2008年〜2011年にかけて初級A、初級B、中級各級で奨励賞、2013年2台ピアノ中級入選、2014年連弾上級銀賞、2015年2台ピアノ中級第1位受賞。第2部出演
演奏曲目
モーツァルト:2台のピアノのためのソナタ ニ長調 K.448 第3楽章
ピアノを始めたきっかけを教えてください。
(里英さん)幼い頃から家のピアノで母と遊んでいたのですが、もっとやってみたいと思ったため、ピアノを習うことになりました。
(真衣さん)姉(里英さん)が楽しそうに弾いていたので、私も習いたいと思いました。
現在師事している先生とは、いつ出会いましたか。
(里英さん)母がお世話になっていた先生で、5歳のときに初めてレッスンを受けました。1人1人に合ったレッスンをしてくださる先生です。
(真衣さん)優しく丁寧に教えてくださり、困っているときには相談にも乗ってくださる先生です。
初めてピティナを受けたきっかけは何だったのでしょうか。
(里英さん・真衣さん)先生に勧めていただき、2005年から受け始めました。最初はソロだけでしたが、翌年からデュオにも参加するようになりました。
毎年受けてくださり、ありがとうございます。毎年受け続けようとする意欲はどのように湧くのでしょうか。
(里英さん)コンクールを受けることで、技術面でも精神面でも成長できればと思い、毎年挑戦しています。
(真衣さん)コンクールを受けると達成感がありますし、努力が実ったときは本当に嬉しいです。デュオでは練習中に喧嘩することもたくさんあるのですが、その分2人で喜びを分かち合うことができ、それが次への気持ちに繋がっています。
コンクールがご自身の成長や達成感を味わえる場になっているのですね。姉妹で一緒に演奏できる良いところは何でしょうか。
(里英さん)いつでも合わせることができて、遠慮なく言い合えるところです。一緒に演奏することが生活の一部のようになっています。
(真衣さん)何でも言い合えますが、言葉にしなくても考えていることが伝わる部分も多くあります。譜読みの段階から一緒に始めるので、その場ですぐ相談できるのも良いと思います。
お互いすぐに相談できるのは心強いですね。今年度の予選用課題曲のうち、プーランク《シテール島への船出》を選ばれたのはなぜでしょうか。
(里英さん)明るく爽やかなところが好きで、この曲にしました。以前発表会で弾いたことがあったのですが、その先入観にとらわれずに新たな曲風を創り出そうと思いました。
(真衣さん)予選用課題曲は3曲すべて聴いて、どの曲が私たちに合っていて楽しく練習できそうかを考えて決めました。場面の切り替わりが多いこの曲をどのように弾くか、考えるようにしました。
お互いに気に入って選んだ曲だったのですね。予選を通過した後、全国決勝大会に向けて、どのような練習をされましたか。
(里英さん)予選の曲ばかりに偏らないよう、全国決勝大会の課題曲とバランス良く練習することを心がけていました。また、本番では2曲通さなければならないので、高い集中力でミスなく、またそれぞれの違いなども出せるよう、通しの練習もよくしました。
(真衣さん)一緒に2曲の時代背景を調べたり、それぞれの曲をビデオに撮って音のバランスを確認したりしました。テスト期間など、普段はなかなか練習できない日もあるので、夏休みに入ってからじっくり練習できたと思います。
ご姉妹で工夫して練習をされていたのですね。入賞結果を知ったとき、どのようなお気持ちでしたか。
(真衣さん)名前が呼ばれた瞬間、とても嬉しく、ほっとしました。長いこと2人で一緒に頑張ってきて良かったと心から思いました。
(里英さん)名前が呼ばれて本当に嬉しかったです。熱心に教えてくださった先生、支えてくれた家族、一緒に頑張り続けてきた妹にも感謝の気持ちでいっぱいになりました。
金賞受賞、おめでとうございます! 入賞者記念コンサートでは、モーツァルト《2台のピアノのためのソナタ ニ長調》K. 448より第3楽章を弾いてくださいますね。この曲を選んだ理由を教えてください。
(真衣さん)以前第1楽章を弾いたときに、第3楽章も楽しそうなのでいつかやってみたいなと思っていました。この曲は掛け合いが多く、またぴったり合わせて弾く部分も多くて苦労しますが、そこが楽しいところでもあります。
(里英さん)先生ともよく相談して、この曲に決めました。モーツァルトの明るく軽やかな曲の雰囲気が好きで、次々に変わっていく場面も弾いていてとても楽しいです。
では、入賞者記念コンサート当日の意気込みを教えてください。
(里英さん)素晴らしい舞台で弾ける喜びが大きいです。緊張もしますが、2人で弾くことの楽しさが伝わればいいなと思います。掛け合いの部分は、会話が弾んでいるような雰囲気が出せるようにしたいと思います。
(真衣さん)とても緊張しますが、素晴らしいホールで演奏できる喜びが大きいので、2人で楽しみながら、聴いてくださる方々にも楽しんでいただけるように弾きたいです。
入賞者記念コンサートでの演奏を、楽しみにしています。それでは、今後の抱負をお聞かせください。
(里英さん)2人で弾くこともソロも、音楽が好きなので、この気持ちを大切にしながら更に努力していきたいです。目の前の課題をひとつひとつこなして、少しずつ上達していければと思います。
(真衣さん)私は2人で弾くことがとても好きです。2台ピアノの曲は、今の私たちにはまだまだできないような難しいものもたくさんありますが、いつかは弾けるように挑戦していきたいと思っています。
Youtube - 決勝での演奏
- 2016/03/21(月・祝) 第1部 第1部 13:00~開演/2部 17:30~開演
- 【会員・学生】各部:3,000円 通し券:5,000円
- 【一般】各部:3,500円 通し券:6,000円