【インタビュー】連弾初級［金賞］相武擢斗さん | ピアノコンサート

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掲載日	級名	お名前
2016/01/22	連弾初級	相武　擢斗くん

兄妹のように呼吸を合わせて　一番楽しく弾けた演奏

あいぶたくと◎2006年3月生まれ。4歳よりピアノを始める。ヤマハ音楽教室にて、吉田晴美先生に師事。石井なをみ先生のアドバイスレッスンも受講。 2012年ピティナ・ピアノコンペティションA1級本選奨励賞。2013年予選にて津山支部賞（A‐C、連弾全部門の最高得点）受賞、A1級本選優秀賞。 2014年B級本選奨励賞、ヤマハヤングピアニストコンサート推薦演奏会銅賞。2015年ピティナ・ピアノコンペティションB級西日本滋賀本選第1位。全国決勝大会B級銅賞。西日本デュオ本選連弾初級第1位、大阪府知事賞受賞。ショパン国際ピアノコンクールin ASIA 小学3・4年生部門アジア大会金賞。

第1部出演

演奏曲目
P.ストヤノフ：組曲「太陽の光」より　第8曲　歌、第9曲　ゲーム

ピアノを始めたきっかけを教えて下さい。

祖母がピアノの先生、母が調律師をやっていて、赤ちゃんの頃からピアノやＣＤを聴かせてもらったりしていたようです。4才の頃、近所のお友達が音楽教室に通い始めたので、僕も体験に行ってみたら楽しくて、グループレッスンに入会しました。その半年後から個人のレッスンも始めました。

幼い頃からピアノが身近にあったのですね。今、教わっている先生との出会いはどのようなものでしたか？

男の子を上手に伸ばしている先生がいらっしゃると、音楽教室の受付の方に薦めていただきました。先生は僕のペースを見ながら、励ましてくださったり、のびのびと楽しくレッスンをしてくださります。

素晴らしい先生に出会えたのですね。今年初めて連弾で出場されましたが、きっかけはどのようなものですか？

先生の勧めでした。前年から岨さんとの連弾を提案されていて、お互いにソロの参加のこともあり、両立できるか自信がなかったので半年ほど悩みましたが、話し合って出場を決めました。

相武さんも岨さんも、連弾だけでなくソロでの全国大会出場をされていますね。予選曲はどのように決められたのですか？

２曲までは絞ったのですが、お互いに弾きたい曲が違ってすぐには決められなかったので、1ヵ月ほど両曲とも練習をして、最終的にハンスとグレーテ（シュンゲラー）でいこうと、先生に決めてもらいました。本選曲はＣＤを聴いて、お互いが気に入った曲が一緒で、楽しげでリズム感が良かったところが決め手になりました。

予選通過後、本選へ向けてどのような練習を心掛けましたか？

連弾初級は６年生までの部なので、３，４年生の僕たちが上級生より幼くならないよう、特に本選の共通課題曲はしっとりと哀愁漂う曲だったので、大人っぽい演奏を目指しました。それから、主題のかけ合いが２人とも同じように聴こえるよう、ハーモニーがきれいになるよう何回も練習し、お互いの音をよく聴くことを心掛けました。

歳の差を感じさせない演奏を心掛けたのですね。本選通過が決まり、全国大会へ向けてはどのような練習を心掛けましたか？

今まで以上に呼吸を合わせることを心掛けました。２人ともソロの全国大会に向けての練習やレッスン、お盆で家族の用事も重なりなかなか合わせの時間が取れなかったのですが、この頃になると周りから「兄妹みたい」と言われる程仲良くなっていたので、少ない練習でも２人の呼吸が合うようになっていました。

意識しなくても自然と息が合うとは、本当に仲が良いのですね！

しゃべったりケンカしたり、と会うと練習よりも遊んでしまいました。母からは楽しみすぎで緊張感が足りないし大丈夫かな？と思われていましたが、全国大会出場が決まると自信がついたのか、２人とも合わせるときの姿勢が変わったと言われました。

本番はやはり緊張しましたか？

間違えないか不安でしたが、朝一番のグループの１番目だったので、準備で直前まで必死で、緊張を感じる暇がありませんでした。１番目はピアノやホールの様子が分からず嫌だったのですが、緊張をする前に弾けたのが逆に良かったと思います。それに、本番後は皆さんの演奏をゆっくり聴くことが出来て、全国大会を楽しめました。