グリーグのピアノ作品概論 レクチャーコンサート ~ノルウェー民族音楽から生まれた斬新なピアニズム~

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日時 | 2020年11月7日(土) 開演:14時 開場:13時30分 |
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会場 | 学校法人三室戸学園創立50周年記念館ホール (東京) |
出演 | 正木 文惠(pf) |
料金 | 一般3,050円 |
曲目 | グリーグのピアノ音楽は、音楽的素材としてノルウェー民族音楽を用い、独特でかつ北欧色豊かな特徴を持つ。グリーグは一生を通じて創作力が一貫して保持され、彼の音楽に対する概念と斬新な発想は、ドイツ音楽様式を根本的に変革し後世の作曲家ドビュッシー、ラヴェル、バルトーク等の音楽様式にも大きく影響を与えた。今回の講座では、グリーグが「民族性」を表現する上において、特徴的なノルウェー民族音楽をどのような和声構築でもって芸術作品に組み入れることに成功したか、作品分析を基にピアノ演奏を交えながら解説する。構成として、①グリーグのピアノ音楽の特徴、②ノルウェー民族音楽について、③グリーグに影響を与えたノルウェーの作曲家(L.M.リンデマン、F.バイエル)、民族楽器(ハリングフェーレ)について、④音楽的な素材となった原曲とグリーグの作品との比較分析、を軸とする。ドイツ・ロマン主義の傾向が強いグリーグの初期作品から晩年のノルウェー民族的な作品に至るまで、グリーグの創造性を駆使した作風の変遷を具体的に論じる。 |
問合先 | 東邦音楽大学エクステンションセンター事務局 |
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メッセージ | グリーグのピアノ音楽は、ノルウェー民族音楽が素材として用いられていることは知られているが、一体どのような音楽様式で持って表現されているか、知られていない部分が多い。漠然とした解釈でなく実際に作品分析をした上で、ノルウェー民族音楽の原曲から如何にグリーグは創造性を駆使し作曲に至ったのか、解明することが目的である。グリーグの開拓した音楽様式は、後世の印象主義派にも大きな影響を与えたとされるが、実際に印象主義派との類似点も考察する。グリーグのピアノ作品を演奏し、その特徴的な響きも捉えて頂きながら、グリーグのピアノ音楽における和声法について論じる。 |