村手 静子先生
香川県高松市に生まれる。早稲田大学文学部露文科専修、武蔵野音楽大学ピアノ科卒業。1977-84年、モスクワに滞在。ロシアの児童音楽教室の教師、タマーラ・ナウーモブナにピアノ奏法導入段階の教授法を学ぶ。また、ゲンリッヒ・ネイガヴスの弟子のアセネーク・ガブリロワ(ピアニスト、ガブリロフの母親)からピアノ個人レッスンを受ける。帰国後は、全国各地でペダリングを主としたピアノ教師のための公開講座を主催、その功績は大であり、高く評価されている。校訂楽譜に「マイカパル:ピアノ小品集」(全音楽譜出版社刊)「マイカパル:ペダルのための20のプレリュード 作品38」(プリズム刊)がある。
セミナー企画内容例

ピアノ、美しい音を求めて… 〜繊細なペダリングによって生まれる、躍動感、レガート、透明な弱音(pp)〜

「音楽的な躍動感」「なめらかなレガート」「よく響く透明なピアニッシモ」−私たち演奏者、指導者にとって、この3つは永遠の課題ではないでしょうか。これらの演奏技術は初歩の段階から習得することがもっとも大切です。今回の講座では、ペダルを使って全身で音楽を表現する手法や、ペダルによってごく自然なレガートを紡ぎ出す技術、またその指導法をレクチャーいたします。