会員・会友レポート

音楽における九星 第一部 <第一回>はじめに

2017/09/27
「音楽における九星」金澤攝
◆ 第一部
この連載について

作曲家でピアニストの金澤攝氏は千人以上におよぶ作曲家と、その作曲家たちが遺した作品を研究対象としています。氏はその膨大な作業に取り組むにあたって、「十二支」や、この連載で主にご紹介する「九星」を道しるべとしてきました。対人関係を読み解く助けとなる九星は、作曲家や、その人格を色濃く反映する音楽と関わるに際して、新たな視点を提供してくれるはずです。「次に何を弾こうか」と迷っている方、あるいは「なぜあの曲は弾きにくいのだろうか」と思っておられる方は、この連載をご参考にされてみてください。豊かな音楽生活へとつながる道筋を、見出せるかもしれません。
(ピティナ読み物・連載 編集長)

<第一回>はじめに

音楽に関わる人たちにも”占い好き”は多いことでしょう。そもそも音楽とは神秘なもので、物質的ではない上に、論理の拘束も受けず、言語の及ばない感興を人に与えます。そうした感覚や独自の体系・システムは占術と重なる部分があり、「西洋占星術」、「四柱推命」、「気学」などに通じている音楽関係者は少なくないようです。

一般に占いは、生年月日・姓名・手相等、個有のデータから運勢を占うタイプと、「易」や「タロット」のように、その時々で事の成否を占うタイプがあります。しかしそれらを活用するには相応の知識と経験が必要で、却って人間関係を広く浅く見通すことには不向きです。

私は幼い頃、「十二支」に強く魅了されたのを初めとして、折にふれさまざまな占術に関心を寄せてきましたが、10代の半ばに留学先のパリで知った「九星」は、十二支と共に私の思考に深く根を降ろし、音楽家としての活動の要を担ってきました。即ち、私のライフワークである、歴史の闇を照らす灯火となってきたものです。いつ生れたか、は未知の作曲家を理解し、その作品を伝える上で不可欠な情報でした。

九星を知ることで、何よりも対人関係を読み解くことが容易になります。また生れ年からその人の好みの作曲家を概ね推定することが可能です。演奏においては自分に適した作曲家を見分けられますし、二人、三人で合せる場合も、取り上げる作曲家によって、誰と組むのが望ましいかが見えてきます。

例えば、ベートーヴェンが得意な人と苦手な人がいます。これは好き嫌いというより、その人の本質と調和するかどうかの問題です。不思議なことに、生れ年によってベートーヴェンの見え方が違っているのです。こうしたことを読み解けるのが九星の特長です。

気学の本にはシステム上、九星についての記述がありますが、九星に特化した著書は多くありません。ここでは九星を軸として、音楽家を中心に論じつつ、それにまつわる私の体験や考えをお伝えしていきたいと思います。

ただし、九星のみで総ての事象に対応できると考えるのは無理があります。”気が合う”ことと、結婚してうまくいくか、共同で起業して成功するか、は別問題です。時期やタイミングがずれることで、結果は当然違ってきます。

それでもなお、九星が示す威力は明白で、それは皆さんの家族や周囲を見れば一目瞭然でしょう。また歴史や政治、各国の首脳による国際関係を考える上でも、無視できないものがあります。余り触れたくないのですが、世の殺人・傷害事件にも九星が少なからず関与しているようです。

“九つの星”はそれぞれ魅力的で独自のカラーを持っています。自らの特性を知り、音楽家たちを改めて理解するツールとして、役立つものと信じます。(2017.9.18)


ピティナ編集部
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