ショパン物語

第130回 イギリスの音楽状況

2008/12/12
ショパン物語 第130回 1、ロンドン音楽事情
産業革命によって中産階級が振興し、その中産階級をターゲットにした音楽会が盛んになっていった。それらは大きなホールで演奏会が行わたが、ショパンの繊細な演奏には合わない場所であった。超絶技巧、大音量といった人々が求める趣味も、ショパンには合わなかった。
ショパンはパリと同じように上流階級のサロン・夜会で催される音楽会に参加したいと考えていたが、そうした個人的な催しは少なく、演奏依頼されることがあまりなかった。
また、ショパンはあまり英語が話せず、上流階級の人々は、ショパンに対してはフランス語で話してくれたようだが、言葉の壁もあり、打ち解けることができなかったようである。


林 倫恵子(はやしりえこ)

漫画家・ピアノ指導

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