ショパン物語

第075回 1842年 夏のノアンの日々

2006/09/07
ショパン物語 第75回

1、ロジエール嬢昨年、ショパンの怒りを買い、絶交状を送りつけられた弟子のロジエール嬢だが、愛人関係にあったアントニ・ヴォジンスキがポーランドに帰り、他の女性と結婚してしまい、アントニと別れたので、ショパンは許していた。(怒りを買った原因は68話参照)
ロジエール嬢は、サンドの娘ソランジュの面倒を見、ピアノを教えたりして、ノアンの日々を過ごしていた。

2、作曲この1842年のノアンでは、英雄ポロネーズ、スケルツォ4番、マズルカOp50の三曲、バラード4番、即興曲3番を作曲した。
しかし、この年のノアンは暑く、ショパンの身にこたえたらしい。


林 倫恵子(はやしりえこ)

漫画家・ピアノ指導

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