2011年度 特級インターン生のレポート

2011年度 特級インターン生のレポート

2011年度特級インターン/実施内容

日程 場所 内容
7月15日(金) 本部事務局 顔合わせ・概要説明・フリーディスカッション
7月25日(月) 本部事務局 自由研究企画考案・DM発送作業
8月3日(水) 本部事務局 動画編集準備作業レクチャー・自由研究企画準備・聴衆賞アンケートの作成
8月4日(木) 台東区生涯学習センター(ミレニアムホール) 特級二次運営
8月5日(金) 台東区生涯学習センター(ミレニアムホール) 特級二次運営・セミファイナリストインタビュー・インタビュー動画編集
8月9日(火) 都内 チラシ配布(楽器店)
8月12日(金) 本部事務局 自由研究キット作成
8月16日(火) 本部事務局 学生審査員タグ作成・特級予約チケット準備
8月17日(水) 東音ホール 学生審査員事前レクチャー運営・自由研究キット作成
8月18日(木) 第一生命ホール 特級セミファイナル運営・ファイナリストインタビュー・インタビュー動画編集
8月21日(日) 第一生命ホール 特級ファイナル運営・聴衆賞集計
8月22日(月) ホテルニューオータニ 表彰式運営・特級グランプリインタビュー・インタビュー動画編集
9月1日(木)   インターンシップレポート提出

インターンシップレポート

明治大学 法学部法律学科 3年 須藤慧美

 私たちは、「特級を聴きに行こう」というプロジェクトの下、ピティナ・ピアノコンペティション特級セミファイナル、ファイナルの集客のために活動致しました。
 社員の方も交えた話し合いで、それぞれが思いつく限りのアイディアを出し合い、その中で今回採用したのは、子供たちの夏休みの自由研究をピアノコンクールの感想文にしてもらうことで、コンクールへ来てもらおうという企画です。小学生の子供たちはまだ小さいお子さんなので、きっとご家族も一緒に会場に足を運んでくれ、集客につながるのではないかと考えたからです。 まず、広告の文書を作成し、その文書を使って社員の方に広告のデザインをお願いしました。そして、ピアノに興味がある子供たちが訪れそうな場所をピックアップし、完成したチラシを置いてもらいました。次に、自由研究キットの作成です。このキットは子供たちの自由研究を手助けするためのものです。当日メモをとれる用紙や曲ごとの感想、自宅での課題として作曲家や曲の調べ学習、全体の感想を書けるような用紙を作りました。

 私が主に担当したのは、自由研究キットの作成です。このキットはコンクールに身一つで来ても、演奏を楽しみつつ、自由研究も済ますことができるという、音楽が好きな子供にとって一石二鳥な手軽さが魅力です。しかし学校に宿題として提出する以上、子供たちが周りに自慢できるような自由研究として、完成度が高いものでなければならないと考えました。手軽さと、内容が充実していることのバランスをとり、さらに子供たちの効率の良い学習のために、こちらがどこまで道筋を示し、どこから子供たちが自由に調べたり、書き込むページにするか、全てのページに苦戦し、試行錯誤の末、完成しました。最後に見栄えをよくするために、社員の方が表紙を作って下さいました。一冊一冊ファイリングしている時は、自分のアイディアが形になった喜びと、こんなにたくさん作って、もらってくださるお客さんは本当にくるのだろうかという不安な気持ちがありました。
 ファイナル当日、私は場内アナウンス担当でしたので、閉演近くまで舞台袖にいました。最後のアナウンスを放送し終わり受付に行くと、自由研究キットは全てなくなっていて、とても嬉しかったです。今はそのうち何人の子供たちが、実際にあのキットを完成させ、学校に提出してくれるのかが気になっています。
 私たちインターン生に任されたもうひとつの大きな仕事は、特級セミファイナル、ファイナルへの進出者のインタビュー映像の作成です。質問内容を考え、限られた時間の中でインタビューをして、動画を編集し、結果発表当日中にYouTubeにアップしました。
 私は生まれて初めてインタビューというものをしたのですが、出場者の方が簡潔に答えやすく、動画を視聴する人が興味を持ってもらえるような質問内容を考えることや、とにかく短時間でインタビューを終え、大急ぎで編集をするという、時間に追われたことが大変でした。しかし後日、自分たちが作った動画の再生回数を確認すると、自分の予想以上に視聴されていて、観てくれる人がこんなにたくさんいるのなら、苦労したけど作ってよかったと思えました。

 私がピティナのインターンへ応募した大きな理由の一つは、特級を聴こうというプロジェクトに興味を持ったからです。私はクラッシック音楽がとても好きで、自身も楽器を演奏するのですが、到底人様に聴いていただけるほど上手ではありません。それでも、自分の大好きな音楽の素晴らしさを広く知ってもらいたい、音楽が持つ不思議で大きな力や、感動を共有したい、という気持ちがあります。そこで、音楽的センスはない私でも、コンクールの運営に協力することで、音楽の発展の力になれるのではと考え、インターンシップに応募しました。
 今回の企画を理由にどれだけの観客が会場に足を運んでくださったのか、具体的な数字はわかりませんが、用意した自由研究キットを全てもらっていただけたことや、会場で小さなお子さんがキットを広げて中身を一生懸命読んでいる姿をみかけたときは、達成感を感じ、ほんの少しは音楽の普及に貢献できたのでは、と自負致しました。それと同時に、インターン全体を通して、未だ社会人としてのマナーや常識がないことやパソコンが苦手ということ、例を挙げればきりがないのですが、自分の無力さを痛感する場面に何度も遭遇し、もっと勉強しようと身が引き締まりました。
 約1カ月という短期間にも関わらず、集客のための企画をして、会社の力を借りながらその企画の実現のために色々と準備をして、結果を見届けることができたのは、とても貴重な経験であったと感じます。充実したインターンプログラムを組んでくださったこと、学生が考える陳腐なアイディアを親身に聞いて下さり、私たちの自主性を尊重してくださったこと、何においても至らない私に、ありとあらゆる指導をしてくださったこと、各方面で私たちの企画に協力してくださったことなど、社員の皆様、そして一緒に活動してくれたインターン生に心から感謝しております。

立命館大学 経営学部経営学科 3年 前川 那央

 私は今回の特級インターンシップでは主にインタビュー編集、USTREAM配信のお手伝いをさせていただきました。

 特級2次審査後のセミファイナリストの方へのインタビューは、私たちインターンシップ生にとって初めてのインタビューだったためどうすれば上手くできるのかと悩み、質問を工夫したり編集作業を効率よく進めるため事前に準備したりと上手くインタビュー、編集を行えるよう十分な準備をしたつもりでしたがやはり実際にやってみると想像とは違い手こずってしまう場面もありました。ですがセミファイナリストの皆さんが1つ1つの質問に真剣に考え、丁寧に答えてくださったのでその言葉をしっかりと届けようと編集作業にも気合いが入りました。セミファイナル審査後のインタビューではインタビュー自体は上手く撮れたのですが編集段階で音声が聞こえなくなってしまうというハプニングがありたくさんの方に本当にご迷惑をおかけしてしまいました。突然のハプニングにも冷静に対応すること、事前に細かいところまでしっかりと確認しておくことの大切さを実感しました。そんなたくさんの方々のおかげで何とか無事アップできたインタビューでしたが最初のインタビューの反省を活かしもっと上手く、ファイナリストの方の魅力を届けられるようなインタビューにするためインターンシップ生で役割や作業の手順を話し合いインタビューを行っていたことも助けとなり、大きなハプニングはありましたが編集の仕事としては結果的に最初のインタビューよりも満足のいく編集ができたと思っています。
 セミファイナル、ファイナルではUSTREAM配信のお手伝いもさせていただきました。私の仕事は画面の切り替え、動画の保存と複雑な作業ではありませんでしたが生中継ということもあり少しのミスも許されない!と緊張感を持って仕事をしていました。特に動画を後から視聴する方もいるため動画の録画、保存がきちんとできているかには気をつけていました。ファイナルが同時に600人以上の方に配信されていることを知ったときは自分のやっていることがこんなにも多くの人に繋がっているのだと大きな喜びを感じました。
 他にも聴衆賞投票用紙の作成や会場運営などのお手伝いなど、まだまだ書ききれないほどの貴重な体験をさせていただきました。また私は最後の作成作業しか手伝うことができなかったのですが他のインターンシップ生が企画・作成した夏休みの自由研究キットがたくさんの方に手に取っていただいたと聞いてとても嬉しかったです。
 今回のインターンシップでは予定や計画通りに進まないことも多くあり実際に働くことの難しさを学びました。しかしインタビューでのお話からもピアノを本当に好きだという気持ちが伝わってきた出場者の方々の素晴らしい演奏が聞こえてくるたびに気持ち良く演奏してもらえるために自分のできることを一生懸命にやろうという気持ちが湧いてきました。音楽の素晴らしさをもう一度私に気付かせてくれたインターンシップに参加できてよかったと今心から思っています。

 実は私はこの特級インターンシップに応募することを迷っていました。もし合格しても関西在住のため長期間東京でインターンシップに参加するのは難しいのではないか...そう思うとなかなか応募できずにいました。しかし幼い頃からPTNAに出場し、特級の舞台に憧れていたこと、また過去のインターンシップの内容を見るうちに特級インターンシップに参加できれば将来を考える上できっと大きなヒントとなると思ったことからインターンシップに参加したいという思いが強くなり応募しました。面接では私の話をしっかりと聞いてくださるだけではなく、それに対して色々な意見をおっしゃっていただき、とても有意義な時間だったなぁ、落ちても今日東京に来た甲斐はあったなぁと思いながら関西に帰ったことを今でもハッキリと覚えています。
 結果、私はインターンシップに参加し本当に良い経験を得ることができましたが、それは「無理せず参加できるときだけ参加してください」とおっしゃっていただいた社員の皆様のおかげです。会議に参加できない日も多く不安になることもありましたが会議の内容をメールで送ってくださったり、東京に滞在しているときにはいつも気にかけてくださっていたりと社員の皆様には本当にお世話になりました。特に普段のお仕事のお話をしていただいたり将来への相談にものっていただいた森本さん、面接ではとても楽しくお話してくださりインターンシップ中もお忙しい中で常に声をかけてくださった加藤さん、同じインターンシップ生の須藤さん、松尾さんには本当に感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。

東京大学大学院 学際情報学府学際情報学専攻 1年 松尾真由

 このインターンに参加させて頂いて、自分自身本当に成長させて頂くことが出来ました。
 私は幼少からviolinを弾いており、老人ホームやホスピスでの演奏活動から「音楽にできること」というものに対して強い思いがありました。
 今回PTNAのインターシップに参加させて頂いて、コンクールというまた別の角度での音楽との向き合い方を学習させて頂くことが出来たように思います。インターンの活動では主に、広報として小学生の方向けに夏休みの自由研究としてのキットの考案、また都内の主要な楽器店へちらしの配布を行ったのですが、一見華やかにみえる音楽業界のイメージとは乖離した地道な作業の大切さを身にしみて感じました。
 そんな中での職員の方々の実際に問題が起こった時に迅速に対応されるお姿や企画のセンスにはただただ脱帽するばかりで、一緒に仕事をさせて頂けて本当に幸せでした。 自分自身至らないことばかりでご迷惑をおかけしてしまうことが多く、本当に申し訳ありませんでした。
 自分の言動に最後まで責任を持つことの厳しさをつくづく実感しました。
 けれど、そんな中でとても嬉しかったことは企画として組んだ自由研究キットを来場された小学生の方にすべて差し上げることが出来たことです。この企画は音楽エデュケーションの面からみても良いコンセプトであったと思うので、今後もこのようなことが継続されたら嬉しいです。

 PTNAの趣旨である「聴くを学ぶ」というコンセプトはコンクールでの勝敗に関わらず、演奏家としてとても大切なアドバイスになると思うので学生審査員の方々の枠も更に広がると良いと思いました。
 また、コンクールでは演奏をどのように評価しているのかということにとても興味があったのですが、実際に講習会で聴く観点のポイントを教えて頂き、客観的な観点からの評価の仕組み理解できて勉強になりました。興味深かったのがセミファイナルとファイナルでのアンケートの集計結果が実際の審査での評価とマッチすることが多かったことです。審査員の先生方だけではなく一般にいらっしゃる方々も公正に評価されていらっしゃることが分かるのと同時に、やはりいい本当に演奏は誰がきいてもいいものなのだとつくづく実感しました。
 優れた演奏家は2つの耳を持たなければいけないとよく言われますが、審査においても、聴衆の方においても、演奏者自身においても自分自身に問いかける耳と相手に問いかける耳を持ち合わせることは本当に大切なことなのですね。
 最後になりますが、今回のインターン活動を終始フォローし、温かくサポートしてくださった森本さん、加藤さん、本当にありがとうございました。
 また、セミファイナル時にYoutubeへのアップロードの不手際から付き添って頂いた竹内さん、本当にありがとうございました。
 たくさんのご助力と、ご助言、そして貴重な体験をさせて頂いたことに、社長はじめ、事務局員の皆様、2人のインターンの仲間にこの場を借りて心から感謝申し上げます。
 本当にありがとうございました。

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