ピティナ本部事務局がテレワーク先駆者百選に当選

文字サイズ: |
2018/02/20

「テレワーク先駆者百選」にピティナが当選しました

平成29年度の「テレワーク先駆者百選」に、ピティナ(一般社団法人全日本ピアノ指導者協会)が、めでたく当選いたしました。

テレワーク先駆者百選ロゴ

「テレワーク先駆者百選」とは?

総務省では、平成27年度から、テレワークの導入・活用を進めている企業・団体を「テレワーク先駆者」とし、その中から十分な実績を持つ企業等を「テレワーク先駆者百選」として公表しています。

引用元
「テレワーク先駆者百選 総務大臣賞」等の公表及び「テレワーク推進企業ネットワーク」によるメール相談の開始

ピティナ本部事務局でのテレワークについての取り組み内容をご紹介いたします。また、その効果についても、以下の通り記します。

【概要】

  • 通常出社をしている社員も、プライベートの事情や体調、天候等に合わせて、就業規則にとらわれない範囲でも相談一つで自由度高く、臨機応変にテレワークをおこなうことができるようになっている。
  • データメンテナンスや入力作業はもとより、経理処理などコアな業務においても、在宅勤務のスタッフが日常的におこなっている。

【各種効果】

  • 経費節減効果
    • 出勤する必要性のない業務における、通勤コスト/オフィスコストがかからなくなった。
  • 人材確保効果
    • 結婚後、旦那さんの転勤にともない退職することとなった正社員が、引き続き在宅勤務で時間給社員として活躍(その後、出産を経てからも、復帰して活躍中)
    • 産休から育休を経た後に、育児をしながら働けることで離職者が出ずに済んでいる。
  • テレワーク導入によるビジネスの変革
    • 出勤しなくてはならない業務と、出勤する必要性のない業務とを明確に切り分けることによって、ビジネスモデルがより明快に見えるようになった。
  • テレワーク導入によるBCPの観点
    • 交通機関の乱れが予想される日においても、在宅勤務をおこなうことで、業務が滞りなく進むようになっている。
  • テレワーカーのワークライフバランスの観点
    • 子供の急な病気の際にも、在宅勤務とすることで、無理なく働き続けることができるようになっている。

テレワーカーの声

森本 綾子(千葉在住)

  • ピティナ本部事務局勤務
  • 歴:8年(2017年度時点)
  • 本部事務局への出勤:1ヶ月に2...3度

業務内容

  • コンペ事業、新規事業を中心としたプロモーション
  • コンペ課題曲選定のフォロー
  • 保護者対策、学習者対策の企画検討
  • ムジカノーヴァ定期購読の推進担当
  • テレワークの良いところ

    現在、4歳の息子を育児中です。通勤に片道1時間強の時間がかかることから、限られた時間で効率よく業務が進められるよう、テレワーク中心で仕事をしています。出産前は、毎日事務所に出勤していましたが、現在は、打合せ等必要な時のみ、月に数日の出勤となりました。毎日の通勤ラッシュに揉まれることもなく、息子を幼稚園に登園させたあと、自宅でパソコンの前に座れば、すぐに業務開始できる。この便利さが、テレワークの何よりも良いところだなと思います。

    ピティナでは、テレワークするにあたって、インフラ環境が整備されています。社内に居るのとほぼ同じ環境で、自宅から社内ネットワークにアクセスできます。業務を進める上で、「社外に居る」というストレスは、全くと言っていいほど感じません。

  • テレワークしていて困った、けれども解決できたこと

    事務所のスタッフと電話でやりとりしたい時、以前は、外線で事務所に電話をかけて、「森本ですが、Aさんに代わってもらえますか?」と、事務所で電話を最初に取ってくれたBさんを介して、Aさんに繋いでもらう必要がありました。これには、若干の煩わしさと、Bさんに取り次ぎの手間をかけさせてしまう申し訳なさも感じていました。

    ところが数年前に、インフラ担当スタッフの尽力により、自分のスマートフォンが、事務所と内線で繋がるようになり、それまで以上に気軽に事務所のスタッフと連絡できるようになりました。内線として繋げられることにより、直接Aさんのデスクの電話を鳴らすことができます。逆に、事務所スタッフから私のスマートフォンに内線をもらうこともあります。外部のお客様や先生から事務所にかかってきた私宛の電話を、内線で取り次いでもらうことで、自宅に居ながら事務所の電話を受けることも可能になりました。たとえ海外に居ても、事務所からの内線を取ることができます!

  • テレワークのオススメ

    「事務所に出勤せずとも業務が進められる」ということで、子どもを幼稚園に通わせながら、時間を有効活用して仕事できるのが、私にとっては有り難いことです。子どもが病気になった時でも、寝ている間に仕事ができます。子どもの参観日や習い事の迎えなどにもフレキシブルに対応できます。仕事とプライベートをパズルのように組み合わせながら、時間を効率よく使えます。

    子どもが幼稚園に入園する前、1...2歳の頃に、毎日、近所の公園まで子どもと手を繋いで歩いて遊びに行くことができたのは、今振り返ってみても、かけがえのない時間でした。歩きはじめの子どもと腰を屈めて手を繋ぎ、20分かかっていた道のりが、最近では、駆け足の息子に手を引っ張られて、5分で着いてしまいます。

    そんな子どもの成長に毎日たっぷり寄り添いつつ、仕事が続けられたのは、テレワークという環境と、それを受け入れてくれる、一緒に働く社内の皆さんの配慮と協力のおかげと思っています。

  • 「私の必需品」

    パソコンとスマートフォンがあれば、ほとんどの仕事が進められます。パソコンは、出勤時はもちろん、隙間時間ができそうな時には持ち歩くので、持ち運び用のケースが必須。これは持ち歩くのが億劫にならないように、好きなブランドのものにこだわって投資しました(笑) スマートフォンでは、事務所からの内線を受けることもできますが、本部事務局の代表電話番号から外線をかけることも可能です。初めてお電話をする方など、個人の携帯番号からかけて不信に思われることが懸念される場合でも、「ピティナ」からの電話番号で発信することができるようになっているので、電話取材などもますますスムーズになりました。

    あと加えて便利なのが、スキャナ。校正の指示や、手書きのものをちょっと送りたい、という時にはスキャンしてメールで送るのが、早くてスムーズです。スキャナのこだわりは、自動原稿送り装置(ADF)。これが有ると、複数枚数の原稿を機械がサーッと読んでくれるので、一枚ずつ手作業で原稿を入れ替える必要がなく、同時並行で他の作業ができます。

    テレワーク担当者森本の必需品_パソコンとスマートフォン

    テレワーク担当者森本の必需品_スキャナ

中津 美和(広島在住)

  • ピティナ本部事務局勤務
  • 歴:3年(2017年度時点)
  • 本部事務局への出勤:1ヶ月に1度

業務内容

  • 関西・中四国・九州エリアの楽器店支部・ステーション組織活性化
  • カワイ等楽器店との連携、主要会員の発掘と連携強化、地方音大との連携など
  • 現場からのピティナ入会・活用・退会防止策のアイデア発掘
  • テレワークの良いところ

    生活拠点が広島なので家事・育児との両立ができるという点はもちろん、ピティナ広島中央支部の事務局担当者としても稼働しているので、地元開催のセミナーやコンクールの運営を掛け持ちすることも可能です。

    本部・支部と二足の草鞋を履くことで、現場の声をダイレクトに本部へ届けることもできる、また逆に、現場へ本部の意向(主にはイベントの主旨や目的)をダイレクトに伝えることもできるという相乗効果が生まれていると感じています。

  • テレワークしていて困った、けれども解決できたこと

    東京の巣鴨にある本部事務局スタッフとの情報共有の手段は、ほとんどがメールです。はじめは、メールでの相手の意図や感情がわかりづらくコミュニケーションに戸惑いました。でも、日々の業務報告を通じて『思いやり』の気持ちを対面以上に感じられるようになりました。誰がいつ見てもわかるように報告内容の基礎情報を盛り込む、この人の業務にきっと役立つ情報と思ったらccをつける、リンクを貼る、検索しやすいようタイトルを工夫する、誰が個人PCへ保管しても「いつ行われた何の情報であるか」がわかる添付ファイル名にしておく......これらのルールを上司や仲間から学ばせてもらいました。「一緒にいい仕事をしようね!」という思いやりをヒシヒシ感じ、離れていても温かさを感じます。

  • テレワークのオススメ

    ピティナに転職するまでフルタイムの会社勤務で、0歳から中学2年生まで保育園や学童保育にお世話になりました。一番かわいい時期を外に預けて......と、多少の後悔もありましたが、食べ盛りを迎えた息子たちにたっぷり手料理を作ってあげられる、煮込んでいる時間にガッツリ働けるし吹きこぼれたらすぐに火を消せる......時間を有効に使えて、密度の濃い日々が過ごせています。

    思春期を迎えた複雑な時期ですが、家にいてあげられる(いつでも話しかけられる)という双方の安心感にもつながっているように思います。

  • 「私の必需品」

    一つは会社支給のパソコン、もう一つは中古で購入した軽自動車(スズキ:ラパン)です。 広島の自宅を拠点に中国地方5県の楽器店・支部事務局・会員の自宅を訪問しているのですが、交通アクセスの悪い中国地方では自家用車は抜群の機動力を発揮します。(電車だと3時間45分所要のところ、車だと1時間半!)

    車内は動く事務所と化していて、入会案内・協会概要・参加要項.........と、一通りの資料を載せており、訪問先で何を尋ねられてもすぐに資料の提供ができます。広島中央支部主催のコンクールシーズンにはプリンター、事務用品一式、湯沸ポット、ピアノ補助ペダル、表彰盆など運営グッズ一式すべて運搬できます。

    自家用車をメインの足とする私のために、1kmにつき○〇円、という交通費精算の規定も、本部事務局で新たに設けられました。3年間で27,000キロ走りました!

    テレワーク担当者中津の必需品_軽自動車

宮本 裕子(神奈川在住)

  • ピティナ・ピアノ教室紹介担当
  • 歴:15年(2017年度時点)
  • 本部事務局への出勤:2...3ヶ月に1度

業務内容

  • ピティナ・ピアノ教室紹介において先生と生徒とを仲介する紹介スタッフ
  • テレワークの良いところ

    ピアノ教室紹介担当者8名(神奈川6名、東京1名、埼玉1名)は皆、在宅で仕事をしております。WEB経由でお申込の生徒さんから、お電話でより細かいご希望を伺い、そちらに沿ったピティナ会員の先生をご紹介する業務です。

    ということは、電話とパソコンさえあれば、仕事をする場所を選びません。事務局に出向く時間は必要なく、また自分の都合よい時間で仕事をすることができます(もちろん、電話をかける時間帯というのは、限られてくるものですが)。ですから、通勤時間を取られることなく、いつでもどこでも仕事ができる、というのがテレワークの一番の良いところでしょう。

  • テレワークしていて困った、けれども解決できたこと

    パソコン等、技術的な点でわからないことが出てきた時には、本部事務局スタッフが遠隔操作でサポートしてくれます。紹介の最中に困った状況に陥ったら、各担当者間のメール・チャットや電話を用いて意見交換するしくみができあがっています。つまり、思い当たる点のほとんど全てが解決できております。

    また、本部事務局スタッフによる業務ソフトウェアの日々改善のおかげで、より速く・正確に業務が進められるようになっています。

  • テレワークのオススメ

    テレワークというと、孤独にもくもくと仕事をするイメージがあるかもしれませんが、決してそうではありません。同じ目的を持って業務に取り組むテレワークの仲間たち、それから他事業も含めて本部事務局にいるスタッフ達と一緒に仕事をしている感覚が持てています。

    自宅がピティナ本部事務局から遠いから通勤が大変で無理かな、と思われている皆様、ピティナ・テレワークの一員として、ご一緒にお仕事をしませんか。

  • 「私の必需品」

    業務に必須な電話とパソコンは、個人所有のものではなく、本部事務局から支給されるようになっています。お申込された方・先生方ともに個人情報をこちらが有していることになりますので、よりセキュリティ性を高めるためにそうしております。

    電話については、050-で始まる番号のIP電話となっていますので、テレワーク担当者間はもちろん、本部事務局とも内線で通話することができるようになっています。テレワークをする上で、内部での連絡にコストがかからないというのは、気兼ねなく話し合えるという点で精神的にも大きなメリットです。

採用のご案内

ピティナ本部事務局では、新卒/中途ともに幅広い人材を雇用しております。一緒に働きたいと思ってくださった方は、ぜひ一度、採用情報のページをご覧ください。

採用情報
http://www.piano.or.jp/recruit/index.html


【GoogleAdsense】
ホーム > 協会概要 > ニュース > メディア掲載> ピティナ本部事務局が...