現代のピアノのコンクールは定期試験的な意味合いで活用されています。生徒さんにとって的確なコンクールを選んで参加を勧めることは、「指導力」の一部になってきたのではないでしょうか。

日本モーツァルト音楽コンクールは、数あるコンクールの中でも明確な特徴があります。一部例外を除き課題曲はモーツァルトのみ。ジュニア２・３の本選では弦楽器とのアンサンブルを実施します。１位になれば第一生命ホールで行われるピティナ本部主催の入賞者記念コンサートへ参加できます。

子供にはどんな才能が花開くか分かりません。四期バランスよく学ばせることを基本としつつも、モーツァルトに一点集中してピアノ学習の突破口が開くということも、あり得ると思います。