「凄い!」と感動できること

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2012/03/23

昨年、東日本大震災の影響で大阪開催としたピティナの入賞者記念コンサートが、2年ぶりに東京の第一生命ホールに戻ってきました。大阪ではステージからご挨拶させて頂きましたが、今年は例年通り、客席で演奏を聴きました。

第2部の途中から、演奏を終えたF級金賞の東海林茉奈さんがドレス姿のまま隣の席に座りました。特級グランプリの阪田知樹さんがリストのハンガリー狂詩曲を弾き終えたとき、東海林さんが「すごい。どうしたらあのように弾けるんだろう」と、感動が振り切ったかのように話してくれたのが印象に残りました。

話は飛びますが、チーターが速く走るのを見て「感動する」人は多くありません。人間とまったく違う動物であるチーターが速いのは「当たり前」と思うからです。

外の対象に「凄い!」と感動できるようになったら、そこに近づく準備ができていることの証です。入賞者記念コンサートはぜひ、生で聴いて頂きたいのですが、今回聴きそびれた方は、YouTubeに動画を公開しましたのでどうぞお聴き下さい。「凄い」と思えたら、ご自分も生徒さんも、その域に達する準備ができている証拠なのかもしれません。

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