連弾には「上達」と「継続」の効果あり

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2012/02/24

高速道路でスピードを上げていくと運転手の視野は狭くなってきます。ピアノでも難しい曲になると、鍵盤を叩くことだけに集中してしまい、響きを聴くことなどが疎かになってしまうかもしれません。

密室で「難曲攻略」を目的として弾くならそれで十分かもしれませんが、お客さんに聴かせる場合には、弾き手自身も、なるべくお客さんの立場で聴けた方が、より質の高い演奏に繋がります。

「連弾」は自分が弾いた音を聴く訓練としても最適です。連弾では練習の間ずっと、すぐ脇に最も身近な「聴き手」がいますし、自分自身も隣の人にとって「聴き手」になるからです。

コンペの連弾には、ソロと併せて参加する方が多いですし、連弾だけという参加者も結構います。連弾は、ピアノの上達にも継続にも役立つことがはっきりしていますので、指導者の方々には上手に活用して頂きたいです。

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