指導者検定の全国展開

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2008/02/21

ピティナで指導者に与えられるタイトルとして特に重要なものは、指導者賞だと考えています。「指導者は、育てた生徒で評価されるべきである」という考え方と「指導者の実力は常に再評価されるべきである」という考え方の両方を網羅しているからです。

しかし、指導者賞は、ピアノ指導者として実績を積んで熱心な生徒さんが多く集まってくるようにならないと取得できません。現実として、指導者賞受賞者の大半が40才以上で、30代半ばより若い方の受賞はごく僅かです。

そこで、生徒参加の実績をこれから積み上げよう、という指導者の目標となるタイトルとしては、「指導者検定の全級合格」が考えられるのではないでしょうか。こちらは音楽に関する豊富な知識と演奏技能及び一定の指導力があれば比較的若い年令層の方でも取得可能です。指導者検定はご自分の努力の積み重ねで、ご自分のペースに合わせて参加して行けるもので、その結果として全級合格というタイトルを得る事が出来れば、それは大きな自信と達成感につながるでしょう。この度の制度変更により、初級・中級のピアノ実技については東京に出向かなくても受験できるようになりました。特に若いピアノ指導者には全級合格を目指してチャレンジして頂きたいと思います。

このピティナ指導者検定の全級合格というタイトルが、ピアノ学習者が指導者を探すときの一つの指標として使われるようになることを願っています。

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